クリムト展と息子との歴史談義

美術館へ行く度にレクを受けるわけではないのですが、観たいものと日程が合うときには、ヴィオさんのアツい説明を聞いてから参加するのが楽しみです。

今回も、ヴィオさんは、ぎっしりと詰め込まれた知識を豊かに表現されながら、この時代への旅へと誘ってくれます。

クリムトさんが、ウィーン万博に出店していた(万博のときは子どもだったけど)後の日本の美術工芸品に感銘を受けて、明らかに日本の影響を受けている、、、!と思えた数々を見たのが一番楽しかったポイントでした。 

梅の額縁とか!本当に素敵でした。

袴を脱ぎ捨て意気揚々とモーニングを着て乗り込んだ日本団(岩倉使節団)の、西欧からの衝撃とはまた別の衝撃を日本も与えていたんだな(よく与えていたとは聞いていても、確かにそれがこう!形になって!)と思えることを確かに感じ、ワクワクと楽しんでおりました。
 
それだけではなくベートーヴェンのフリーズとか!圧巻でした。

クリムトのいろんなお話を伺っているからこそ、あのフリーズも他の作品もたくさんの膨らませた想像とともに、楽しむことができました。

帰宅後。

ウィーン万博に出店していた日本の影響をね〜という話をしたら、長男とめちゃくちゃ話が弾み!

万博において西欧諸国に劣っていると思ってしまった大久保利通の、工業化を含め強国にならねばとここが転換ポイントだったと思ってきたけど、本当は、どうだったんだろうか。

などなど、話は尽きなくて。

美術は全然知らねーわかんねーと息子は言うんだけど、私もほんとそうだし、それでも楽しんでいる。それに、それって明治6年の政変のとき?とか返してくれるのが
まーなんというか!息子〜!ってね。

そっからはもう、江藤新平だとか佐賀の乱だとかもちろん話は西南戦争へ。。。

盛り上がりまくっていたら、水泳が始まってる時間!
「もうママと歴史の話してると、時間がすぐ過ぎちゃうんだよ」と。

あはは。
そうそう、小学生の頃、彼と、応仁の乱について語り合ってたら、朝4時になっていたことがありましたっけね!

夫は歴史も興味ないし、というか私とはご飯だけが唯一の共通項なんだけど、それはそれとして、私達の応仁の乱の翌朝も、ほんとよーやるわ!でも、そういうのあるよね!と笑ってるのが良き、です。

↑私達の応仁の乱て!(笑)

過去のことなんて本当はわからないことも多いけれど、ああでもないこうでもないと語り合えるのは最高に楽しい。

でも、私と長男の圧倒的歴史好きに隠れてそうでもないのかと思っていた次男が、小6の担任の先生から、歴史王と呼ばれていたことを知ったときには、参りました。

家で、いや、俺なんて二人に比べたら全然!って言われて、ほんとごめーーーんって💦

三男も、暇さえあれば歴史漫画読んでるし、保育園の頃から土佐勤王党の話とかしてたので、みんな揃ってなかなかだわと思っております!

そして、その日はクリムト展を満喫していたら、翌日、チラシをリメイクされた封筒をいただきました!

素敵すぎませんか?
確かに美術展のチラシって素敵で捨てられなくてたまっていくけれど、封筒にしてしまうなんて!
大切なものを私にくれた聖子さんにも、ありがとうなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?