あるのは、好きという気持ちだけ

高校の、あれは2年生の担任の先生だったと思う。

とにかくもう少しでいいから万遍なく勉強しろ、と何度も言われた。

通知表で言えば、5か2かみたいな評定の勉強の仕方ではなく、もう少し好きじゃないこと、苦手なことにも取り組むんだ!と当時、今の自分よりもずっと若い教員の先生がそれはそれはアツく語ってくれた。

妥協するな!と言われた。
大学のランクが変わってしまう、と。

妥協ってなんだよ、と反抗期は終わっていたのだけれど、まだまだ噛み付いていた。

いま、高校一年生の息子も、私とは教科は違うけれど、同じことを先生に言われている。

英語が足を引っ張るから、英語をやれと。
理系の子たちは、数学とか物理、生物なんかは放っておいても勉強する。
あとで苦労するから、大学のランクが下がってしまうから、いま1年生で勉強するなら英語を、と。

実際、夏休みにほんの少し勉強してる時間(宿題だけど)は、数学や物理、化学だった。先生のおっしゃるとおり。

私の高2の担任の先生は、こうも言った。

社会に出たら、必ず、苦手なことをやらなくてはいけないんだ。好きではないことに取り組むということが、働くということだ。

果たして。

どうだろう。

私は結局、好きではないことに取り組むことができない大人になったのかもしれない。

でも、どうだろう。

好きなことをいっぱい個人事業主でやっていると、苦手なことや得意じゃないことに取り組まなければならないものもあって、多少はやれるようになったかな。

だけど、やっぱり、私は好きという気持ちが、すべての原動力だな。

仕事が好き、子育ても地域も、好き

夏休みも好き、でも仕事のある平日も好き

夫が好き、家族も友達も好き

近所の人も遠くの人も、好き

嫌いなことをしていない、嫌なことをしていない

つい、先週も、好きではない人のことを文句言ったりしないの?と聞かれたけれど、好きではないと付き合えなくなってしまうから離れてしまうし、もともと好きな人しか視界に入らない(わざとじゃないんです💦でも、時々指摘されてしまうこと)のもあって、結局のところ好きな人と好きなことを、しているだけなのです。
♪愛のままに、わがままに♪(意味違う)

ほんと、ご迷惑おかけしています💦

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