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もう一度京都を愛そう

京都に住んだ10年と、離れた10年。その間に何回かは日帰りで行っていたが、ここ5年くらいは全く行ってなかった。時間とお金があれば1人で2泊くらいしようとは思っていたが当然のように実行に移さず。だから男性ブランコ単独ライブに京都公演を見た時、ここしかないと思ってすぐ宿探しに出た。写真だけではどんどん記憶が抜けてしまうので、本当に自分に向けただけの5/25-26京都紀行の記録。

5/25木曜日、仕事終わりに新幹線に乗った。めちゃくちゃベタだけどくるりを聴きながら京都に向かう。地元で「猟銃を持って立てこもっている」というニュースを知る。
ご飯を食べて地下鉄に入る途中にライトアップされた京都タワーを見て迷いなく撮影。あれだけ何度も何度も見ていて一切何も思わなかった京都タワーなのに、なんでこんなにも「おおお…」と心動かされるのだろう。

御池で降りて地上に上がると、当たり前だけど御池通。また「おおお…」と心が動かされて御池通を撮る。京都の道の中でも広くてきれいで自転車も歩行者も通りやすい御池通。
お店は変わっていくけど雰囲気はそのままで当時のことをいろいろ思い出しながら、ゆっくりめに歩いて宿に到着。外観がいかにも京都っぽい創りだったけど撮影せず。

翌朝、完全予約制の『旬彩いまり』さんで朝ごはん。

完璧な和食。土鍋のご飯、鮭の西京焼き、出汁巻き卵、湯葉と青菜の何か和えたやつ、なすのオランダ煮、おくらのサラダ、漬物。ご飯の写真撮るの下手過ぎて伝わらないけど、めちゃくちゃ美味しかった。
このお店を見つけた時に絶対食べようと思っていて、予約した時からずっと楽しみにしていたいまりさんでの朝食。最高の朝ごはんだった。次また京都に来ることがあればまた予約して行きたい。

一度京都駅に出て、コインロッカーに荷物を預ける。そのまま京都タワーに登ってみた。登るのは2回目。

社会見学らしい地元の小学生たちとかちあい、すごく賑やかな展望台。東京タワーみたいに広くないからちびっこたちでぎゅうぎゅう。先生たちが大変そうだった。小学生の生命エネルギーがみっちみちにあふれていて、こちらの少ない体力値が吸い取られるようだった。

下に見えたバスターミナル。北大路の次に大きいバスターミナル。いつも激込みバスターミナル。

そこから二条城に向かうため、烏丸線で御池まで戻って東西線に乗り換える。東西線はあんまり乗ることが少なく、烏丸線と比べてマイナーな感じがある。この扉が東西線の特徴で、また心が動いて撮影。

二条城。の門。建物内は撮影禁止だった。とにかく広い。

こういった庭をきれいだわーと思うようになってきた。

そこから歩いて四条方面へ。徒歩だと30分くらい。二条城を出て御池通をひたすら賀茂川に向かって歩いていくだけ。
四条での目的は『喫茶ソワレ』に行くこと。ずっと行ってみたかったお店。

数組並んでいたけどけっこうすぐに回って来た。店員のきれいなおねいさんに「1階だったらすぐご案内できます」と言われる。どうやら2階の方が人気だそうで、お客さんも2階を求める人が多いそう。1階でもいいのでそのまま入る。

いや1階でも充分映えるんですけど!青の世界!非現実の世界にどっぷり浸かれる。

ゼリーポンチとケーキ。やっぱり食べ物の撮影が下手で上手く伝わらないけどどちらも美味しかった。雰囲気だけかなと思ってたけどちゃんと美味しかった。特にゼリーポンチは「思ってたのと違った」と言う人がいるらしいけど、また食べたいと思うくらい美味しかった。

ちょっと移動して、祇園~八坂神社の方へ行き、ちらっと祇園花月を見て『イクスカフェ』さんへ。


私の和パフェと友人のお団子セット。七輪で焼くタイプのお団子。ちょっともらったらお餅が美味しかった。抹茶が本格的なタイプで苦かった。時間的に空いていたのか、店内とても静かで過ごしやすかった。

そこから賀茂川をずっと登っていき、出町柳の手前で上がる。

会場の外側にある看板。すぐ向かいに通っていた京大病院があり、こんなところに劇場があることは知らなかった。
まだ時間があるので御所へ。御所に面している烏丸通は丸太町~今出川まで道が細くて行き交うのが難しくて自転車でも歩きでもあんまり通りたくない道で、今まで一度も行ったことがなかった。
地図で見ても広いなと思っていたが、敷地内は想像の倍以上広かった。

この場所にたどり着くまでにかなり歩いた。どこが入り口かわからないくらい広い。二条城みたいに中に入れず、外観をぐるっと回りながら見ていく感じ。

で、観劇して、会場から今出川の駅まで歩いて新幹線で帰宅。一緒に行った友人が万歩計アプリを見せてくれて、約3万歩歩いていた。

本当は1人で京都前乗りして、北大路・北山あたりに行って1人思い出巡りをしようと思っていたけど、いつも一緒にライブを観に行く友人を誘って各所を歩いてみて良かった。1人じゃ行かなかったところに沢山行けたし、美味しさや楽しさを共有できたのも良かった。

どこもかしこも修学旅行生より外国人観光客がめちゃくちゃいた。店内自分たち以外全員外国の方ということもあったくらい。元から外国人は多かったけど、こんなに多くはなかった。エレベーターで降りる時とか扉の開け方がわからないといった場面でほんのちょっとだけ手助けをして「アリガトウゴザイマス」と言われて、はにかむというかヘラヘラするしかできなかった自分が恥ずかしかった。THE日本人の反応。
店員さんは淀みない英語で案内していた。すごいなあ。どこの店員さんもみんな丁寧で優しかった。業務に忙しいのに全く雑さがなかった。

京都に住んでた時間がずーーっと平たく楽しくて、別段辛いこととか嫌なこともなくて、私の人正史の中でもほわーっと淡く光で囲われているような特別な時代になっている。今回京都に泊まれることになってずっと楽しみにしていた。実際ずっと楽しかった。だいたいの道も駅もちゃんと覚えていた。映る景色に当時のことを思ったりもできた。素敵なお店にも行けて、新しい思い出もできた。

デュアルライフというのが1つの暮らし方としてよく目にするが、もし自分の生活拠点を2つ持てるとしたら絶対その1つは京都だし、学生マンションみたいな住まいでもいいから住みたい。もしそうなれたら、当時はだいぶないがしろにしていたけど、もう一度京都を愛する。

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