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カラスを虐待する物乞いの男の子:マケドニアの首都スコピエにて

今は4月の帰国に向けてフライト先のチェコまで東ヨーロッパを旅していまして、マケドニア共和国(🇲🇰(旧ユーゴスラビア共和国)の首都スコピエに来ました。

マケドニア共和国の人口は208万人ほどらしく、北海道札幌市の人口くらい(196万人)の小さな国です。

【マケドニアの男の子(物乞い)がカラスに暴行を加えていた】

マケドニアの首都スコピエの夜の街を散歩しに行きました、観光地巡りをしないぼくは、海外に来ると周辺を散歩することが日常になっています。


散歩を終えて帰宅しようと帰路に向かうと、小学校低学年くらいの子どもに「money」と話しかけられました。このように可愛い子どもが物乞いをしている様子は、海外に来てから随分と見慣れた光景です。

助けを求めている小さな子ども1人も救うことができない、そんなじぶんの不甲斐なさに怒りを感じつつも「sorry」と伝え、現実を生きることしか、ぼくにはできません。

そのまま、すこし歩くと、前方にトコトコと歩いてるカラスをみました。

よくみると、羽が折れていて飛べなくなっています。物乞いをしている子どもはカラスが気になるのか、カラスに向かって歩いて行ったのを確認して、ぼくは再び帰路に向かいました。

道を間違えて数分後、先ほどの方向に戻ると、さっき見かけた羽が折れているカラスを発見しました。羽がおれてて飛べないはずのカラスが、何かから逃れるように懸命に飛ぼうとしています。

そのカラスの後ろを見てみると、先ほどの物乞いの子どもが”ムチ”を持って、カラスを追いかけていました。

下記の画像にある黄色矢印の先をよく見てください。

(カラスが逃げ回っている写真は撮れませんでした)

カラスを追い詰めると、ムチを振り回しカラスに虐待を加えていました。ぼくの他にも大人がみていましたが、この光景をだれ1人として止めることはできませんでした。

そしてさらに驚くべきことに、ムチでカラスに虐待を加えた後にタバコを吸い始めました。この年齢のこどもがタバコを吸っているのです。

衝撃的すぎて、タバコを吸っている写真は撮れませんでしたが、ぼくに満面の笑みでニコニコ擦り寄ってきた、あのかわいい子どもの裏側がこの短時間でみえたことへの恐怖さを感じました。

・マケドニアは5人に1人が失業している

子どもの物乞いがカラスを虐待したりタバコを吸ったりしたのをみてマケドニアの経済状況が気になったので調べてみることにしました。

2018年のマケドニアの失業率は21.1%となっています、およそ、5人に1人は失業しています。

対して日本は2.87%です、国民一人当たりの実質GDPは、約43万円ほど(212,988MKD=(1MD2円計算)で、日本は国民一人当たり425万となっています。およそ10倍違うわけですね。

GDPとはその国の豊かさを図る経済指標になります、実質GDPとはその年の物価変動を除いたものです。

参考:世界経済のネタ帳

数値で見ると、日本とマケドニアは結構な差があります。

ぼくが首都スコピエを散策した限りでは、特に物乞いが多い感じはなく、中心地にはちらほらいるかなぁという印象です、橋の上にはチョコドーナツを食べながら物乞いする子供がいたりしました、親にやらされてるのでしょう、物乞いビジネスです。

【子供は環境によって変わる】

このような劣悪な環境に立たされている子どもをみると、日本人がいかに恵まれているかを再認識させられるとともに、子どもの素行不良の大抵は親の責任だと感じます。

ぼくはアルメニアという国に一か月半いたのですが、スマホのGPSが作動しないため、現在地がどこかもわからずによく迷子になりました。そのとき、彼と同じくらいの子どもに道案内をしてもらったことがあり、とても助かったのを思い出しました。カラスに虐待してタバコを吸っているシーンだけを見ると「とんでもないガキだ」と感じる人もいるかと思いますが、こういう子の多くは家庭環境に問題があることが多いです。学生時代にいた不良たちの家庭環境は総じて悪かったのものです。

物乞いの子どもの衝撃的な光景を目にしたあと、宿泊していたゲストハウスの近くで、マケドニア人の子どもたちがバスケをしていたので、一緒にバスケしようと声をかけて一緒にバスケをしました。物乞いをしている子どもがいる一方で、おそらく同年代の彼らがバスケをしているのをみると何とも言えない感情になりました。

同じ国の同じ年頃の子でも格差がある、これはマケドニアだけでなくどの国でもいえることですが、環境という子どもに一切の選択の余地のない運命の不平等さ、物乞いの彼はそんな感情を目の前にいたカラスにぶつけていたのかもしれません。だれかの不幸は巡り巡ってだれかにたどり着きます、その怒りの先は人じゃなく今回のように動物に達するかもしれません。

親を変えることはなかなかできませんが、せめて子供くらいは、早いうちに更生できる環境を用意することが、大人としての使命のように感じました。


【今回の旅のスポンサー】
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引きこもりバックパッカー

2018年12月〜
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コメント6件

しませんね。マケドニアにはロマの集落があり、物乞いをしていたり、信号待ちの車に物を売ったり窓ガラスを拭いたりする人や馬に乗ってゴミを漁っている人もいます。
それは初耳でした!ぼくは首都に数日しかいなかったので、その光景を見れなかったのですが、いいさんは現地で拝見されたのですか?それとも何か資料を拝見したのでしょうか? 個人的にその話に興味があるので資料などがあれば教えていただきたいです。
マケドニアに住んでるんですよ!マケドニア ロマって調べると色々とネットに出てきますよ!
そうなんですね!ありがとうございます😊調べてみます!
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