大学卒業からずっと外食産業、ファストフードの店長で働いてきた。
勿論年中無休のお店である為、入社して店長になってからは、年末年始は連勤が当たり前だった。
転職を何回かしたが、外食畑は変わらず、年末年始は稼ぎ時だった。
そんな生活もコロナでガラッと変わった。
営業時間が変わりアルコール提供が出来なくなり売上は激減した。
アルバイトの削減も本部から指示があり必要最低限迄減らした。
パートのおばちゃんも仕事があるだけマシよと言ってるが、本音は一方的な労働時間のカットで生活が苦しいことはわかっていた。
毎年年末年始は店の休憩室でカップの蕎麦が年越しそば、明けて新年にはカップうどんで年明けうどんを食べていた。
昨年の新年は時間が思いの外あったのでお店の厨房を使って初めてお雑煮を作った。
鶏肉で出汁をとり、人参と大根と焼き餅を入れたごくごく普通のお雑煮。
思えば家でも雑煮なんか作ったことなかった。
初めての雑煮。家で食べてた味とは違ったけど旨かった。
そんなことを思い出しながら今年は自宅で雑煮作り。旨いけど微妙に淋しい。

#うちのお雑煮