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山下かつみ物語 第三章~稲妻が走る!

歌姫

ある日、仕事場の上司が連れて行ってくれた喫茶店の女性店主と音楽の話で盛り上がった。
かつみが過去に歌っていたと知った彼女、
「あなたに聴かせたいボーカルがいるんよ。私が招待してあげるから行こ!」と、あるライブに連れて行ってくれた。
確か塚口にあるイタリア料理のお店やったかな。

扉を開けたその瞬間、その独特な空気感、何年ぶりやろ〜。
そこで歌っていた歌姫は・・・
今まで目にしたこともない、耳にしたこともない世界だった。
なんじゃーーーー!
この人はーーー‼️

その場にいる人を全てかっさらって自分の世界に引きずり込み、包み込んでしまう。
そんでもって、メチャクチャ楽しそう!
美しく歌おう、正確に歌おう、かっこよく見せよう~
この人はそんなことには構わない。
(いや、きっとちゃんと分かって歌っていただろうけど、かつみにはそんなふうに映った。)

歌姫は自分の魂をこれでもか~!と奮い立たせ、喜ばせるかのように歌っていた。
お客さんがいてもいなくても歌う時のこの人はきっとどんな時でもこのままだ!

運命の扉が開く

もう息するのも瞬きするのも忘れて、飲み込まれてしまったワタシ。
来る日も来る日もずっと苦しくてしんどくて、なんの光も見えなかったかつみの心がホロホロと緩んだ。

心が躍るって、魂が震えるってこのことか!
その瞬間、一筋の光がビカーン!と私に突き刺さった。(そんな感覚)
目の前がスコーンと明るくなった。

よっしゃ!がんばろう‼️
何年かぶりに前を向く気になった。
絶対に踏んばって、次は自分のお金で、自分の力でこの人の歌を聴きに来たい!
かつみに大きな目標ができた。

音楽活動を再開したころ

ジャズと出会う

ジャズのナンバー中心のそのライブ。
ずっとロックやポップスと過ごしてきたワタシにとって衝撃の音楽でもあった。
ジャズをガンガン聴くようになったのもこの日が始まり。

歌姫との再会

それから数年、経済的にも少し余裕ができてきた頃。
目標だったあの歌姫に会いに行く日を探していたら、大阪は吹田にあるTAKE FIVEという店の周年記念ライブを見つけ思い切って電話をかけた。
もちろん一度も行ったこともないから常連でもない。
「音楽は好きですか?」って聞かれたので「もちろん!むっちゃ好きです」って答えたら
「じゃ、来ていいよ」と予約を受けてくれた。
この時からマスター塚口輝さんとのご縁は今も続いている。

周年記念のそのイベントは10名程のボーカリストが集うライブ、もちろんあの歌姫もメンバーだ。
一度にたくさんのボーカリストさんの歌が聴けたことも幸せすぎて感動しっぱなし。
再会を目標に頑張ってきた歌姫に、ドキドキしながら近づき勇気を出して声をかけた。
かつみ感謝感動感涙!
声は上ずる、喋りも噛みかみ、緊張して脂汗出まくり~(笑)

う~ん・・・
その歌姫さんといえば~
ええ感じにお酒が入っていたので、きっとその時の記憶はないと思う(笑)

ライブに自分の力で行く、という夢がようやく叶ったその周年イベントはかつみの宝物。
会場中の人たちの弾けんばかりの笑顔!
良い意味で竜巻のような上昇気流を感じた。
音楽の力を心底信じるきっかけになった本当に貴重な時間だった。
この時の感動と勢いで、自分のライブ活動も少しずつ再開。
尼崎市内の音楽イベントに参加したりスタッフとして手伝っているうちに、北は武庫之荘から南は阪神尼崎まで、市内の様々な箇所で参加させて頂けるようになってきた。

音楽イベントスタッフで走り回る


暗黒の時代のかつみに、一筋の光を当ててくれ、もう一度音楽の世界に連れ戻してくれた歌姫。
今の私があるのは間違いなく彼女のお陰だ。
心からありがとうを言わせてください。

その歌姫の名は・・・
K柳J子さん。

かつみは歌う

かつみが立ち上げ毎年開催している音楽イベント
あまがさきJAMフェスティバル

第一章~なんやかんやで音楽!
「第二章~暗黒の日々」
「第四章~ガンとの闘い」
「最終章~ボーダーレスの音楽祭」

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