じゃあ今日は淡く揺らめく光が僕の身体を優しく包み込んでいる。その輝きをつかみたくて、僕は空に手を伸ばす。「Keep Your Head Up」こうやっていれば届きそうだけど、そろそろ僕ももう行かなきゃ。

勢いを増す熱、照りつける日差し、踏みつけられた雑草。全てが生きていることを実感する。太陽も、草も、そして僕も。FIRE、命の炎を燃やして、そうやって歩いている。命を燃やして、歩いている。
向かう先はどこだろう。今？それとも未来？歩いているのは過去と未来の狭間、そこに連なる道は、夢の途中。
この先にゴールはあるのか、それすらもわからない。どれくらい長いのかも、もしかしたら短いのかさえ。生気が尽き果てて、道に倒れ伏す。地面から伝わってくる熱が、“生きている”、地球も生きている。そう、実感させる。
淡くぼやけて、揺らめいて、つかみどころのない僕が歩いている。拳を突き上げて、前を向いて、この光の先、夢の向こう。そんな未来を見つめて。ただ一つ確かな『今』、それだけを握りしめて。

そして振り返る。これまでの旅路を。それはもう、確かに、形として残っていた。朧げで、不確かで、でも、形を変えて、全部残っていた。突き上げた拳を開いてみる。淡く、だけど確かに柔らかな光が溢れ出た。光は、また僕を包み込んだ。どこまでも優しく。

助け合い、支え合い、感謝し、感謝されて、僕が築いてきた、そしてこれから作っていく『今』が──────

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