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ズーニーさんからのお土産。

私がズーニーさんからもらったお土産を是非紹介させてください。それは大きく2つ。

一つ目は真っ直ぐ自分と向き合って
誤魔化さずに言葉を表現できたこと。
正直文章が上手く書けたかはわからないし
相手を揺さぶる表現になったかはわからない。
けれど自分への信頼度は増したと思う。

二つ目は…
なんと言ってもズーニーさんの情熱!
ズーニーさんは常に本気だった。
ワークがはじまるまでズーニーさんはちょっと怖かった。顔は無表情だし、ルールは厳格だし(笑)

しかし受講しているうちに、ワークを受ける際の照明も、静寂も、椅子の配置からトイレに行くタイミングまでもがズーニーさんの愛情だったことに気づいた。

あの環境がなかったら、照れたり、言い訳して自分を誤魔化してたんじゃないかと思う。
みんなの奥底にある大切な想いを守るために真剣だったんだ。
まるでSPのようだった。
とにかくズーニーさんは空気を繊細にみていた。

強制的に見えたルールもそんな空気を濁さない環境設定に対してだけで、根本の想いを引っ張りだすのも、表現するかしないかも全て一人一人の自主性ある選択に任されていた。

「あなたはあなたのままでいいよ」

そんな空気が私の背中をそっと押してくれた。
みんなと一緒だったからなおさらのこと、
不恰好でもリラックスした中で言葉を並べられたと思う。

ズーニーさんは伝えたいことを全力で表現し、
全員の言葉を全力で受け止め、全力で拍手を送っていた。
私はその姿に何度も目頭が熱くなり、
喉の奥がぎゅーってなるから途中からズーニーさんを見ないようにした。

そもそもズーニーさんはなぜあそこまで本気なのか。
その理由をいろいろ考えてみたのだけど、
ズーニーさんはなんというか、宝物をみつけたんだと思った。
その宝物を他の誰かに紹介したい気持ちが生半可じゃない。
人になんと言われようといい、たとえ鬱陶しいと思われてもいい。
その価値を伝える使命感漂う姿からこそ、改めて価値を再認識したのでした。

帰り際ご挨拶させてもらった時、無邪気で優しい笑顔のズーニーさんがいたので、矢も盾もたまらず思いっきりハグしちゃいました。自然と涙が溢れて誤魔化せなかった。それくらい今回ズーニーさんから宝物をおすそ分けしてもらったと思っている。だから私なりの形でお返しをしたい。

私は純粋な気持ちで価値を届けたいと思っている人が好きだ。
中でも体裁や利益に構わず、捨て身の熱意と透きとおった想いがより私の心を揺さぶってくる。

そんな事を考えていたら、昔読んだ本に載っていた寓話を思い出しました。
私はとりとめもない話をしちゃうので、以下の寓話にかぶせて好きのおすそ分けをしつつ、今日のnoteを終えようと思います。

最後まで読んでくださって本当にありがとうございました。


寓話
昔むかし、ある国の宮殿に年老いた王様が住んでいました。
宮殿の大広間の金のテーブルの真中には、大きなすばらしい宝石が輝いていました。
王様は毎日毎日、その宝石をみがき、宝石はどんどん輝きを増してゆきました。
ある日のこと、泥棒が押し入って、その宝石を盗みました。
泥棒は宮殿を逃げ出して、森の中に隠れました。うれしさに一杯になって、彼がじっとその宝石を見つめていると、びっくりしたことに、王様の姿が宝石の中に浮かんできました。
「実は、お前にありがとうと言いに来たのじゃ」と王様は言いました。
「お前がこの宝石を盗んでくれたお陰で、私はこの世への執着が断ち切れたのじゃ。この宝石を私が手に入れた時、自由が手に入るかと私は思ったのだ。ところが、間もなく、私が真心をこめてこの宝石を人にゆずった時にはじめて私は自由になるということがわかったのじゃ」
「私は毎日、この宝石は理解(Understanding)というものじゃ。隠しておいても、自分はすばらしい宝石を持っていると人にほのめかしても、身につけて見せびらかしても、その宝石の美しさは増さないのだ。他の人々がその宝石に対して持つ認識(Consciousness)こそ、美しさとなって輝くのじゃ。宝石に輝きを与えるものに栄光あれ」

ありがとうございます(^^)