わたしは、日本人代表かもしれない。
※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新25日目※
ドイツには外国人や移民の背景をもった人がたくさんいる。でも日本人は少数派で、アジア人といえば、中国人かベトナム人が多い(実感)。だからよく、「チャイナ?」と聞かれる。
で、もちろん「日本だよ」と答えるわけだけど。やっぱり相対的に数が少ないから、「そうなんだ!」と驚かれることもままある。デュッセルドルフのような日本人街がある場所だとそうでもないけど、そうじゃないところでは、日本人なんか滅多にみないしね。ドイツは日本人の移住先として人気で、在独邦人の数はとても多いんだけど。
そうすると、「わたしが人生で初めて会った日本人」っていうことも起こるわけ。いままで日本人の存在は知っていたけど、個人的に交流するのは初めて、ということもある。
それってもしかしたら、わたしへの印象が、そのまま=日本への印象になる、ってことでもあるよね。
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いままでドイツで、いろんな国出身の人に出会った。そのなかでも「めずらしいな」と思ったのは、ボスニア・ヘルツェゴビナ出身の人と、リトアニア出身の人と、あとはマダガスカル出身の人。この3つの国出身の人は、その人以外まだ出会ったことがない。
そうすると、その国のイメージを、その人の話を通じてつくっていくことになる。
ボスニア・ヘルツェゴビナって何語を話してるの? リトアニアって寒いの? マダガスカルって映画のイメージが強いけどどう思う?
そういう会話から、その国のことを想像していく。
こう言っては失礼だけど、ボスニア・ヘルツェゴビナもリトアニアもマダガスカルも、まったく知らなくて。だから、その人が語る言葉でイメージをつくるしかないし、その人の印象がそのままその国への印象になる。だっていままで、なんの印象もなかったから。
ちなみにボスニア・ヘルツェゴビナの人はめっちゃいい人で、わたしのなかでボスニア・ヘルツェゴビナへの好感度が爆上がりしている。
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それって、わたしが外国人としてドイツにいる以上、おなじなんだろうなぁ。
わたしを通じて日本を知って、日本人のイメージをつくっていく人も、いるのかもしれない。彼の家族なんかは、とくにそうかもね。
そうすると、責任重大だ。わたしは知らぬ間に、勝手にだけど、日の丸を背負っているようなものなんだから。
もちろん、日本にいたって、品行方正生きていくのがいいとは思う。でも海外だと、よりいっそう、「ちゃんとした」行動が求められるのかも。だってわたしが悪いことしたら、まわりの人が抱く「日本人」へのイメージが悪くなっちゃうんだもん。
いつでもどこでも正直で丁寧がいちばん。でも海外にいるのであれば、「ちゃんとした人」でありつづける姿勢は大事だね。なんてふと思った。
じゃあ、またあしたね。
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