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当然だけど、わたしはノンネイティブ。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新10日目※

テンションが上がって、1ヶ月ほど前、プレイステーション4を買った。わたしはもともとほとんどゲームをしない人間だけど、やっぱりPS4があるなら、なにかやりたくなっちゃう。

でもドイツ語でゲームをやるのって、かなりむずかしい。というのも、ゲームアイテムや武器装備の名前、バトルアクションの造語なんかは、外国語だとさっぱりわからない。『闘気』とか『奥義』とか『錬成』とか。

やっぱり日本語じゃないと完全には楽しめないなぁ……

ということで、友達にゲームを送ってもらった。モンハンワールドと、ウィッチャー3ってやつ。

本格的なRPGというものがよくわからないけど、とりあえず評価がよくて、プレイ動画を見て気になった2本。

ああ、早くやりたい。いつ届くんだろう。そろそろ届くだろうなぁ……

なんてこまめにポストを見るも、なかなか届かない。

そんなとき、1枚の封筒が届いた。送り主は税関。あ、すごくイヤな予感がする。前に両親に冬服をダンボール1箱送ってもらったとき、関税として1万以上とられたんだよね。その思い出が蘇って、ワナワナと震えた。

ゲーム2本はさながら人質のようで、「お前の小包はいま俺らの手元にある。返して欲しくば品物の値段を証明しろ」と要求される。えー結婚祝いってことでほかにもプレゼント入れてくれるっていうのに中身知らないよーと思いつつ、税関へ。

結局目の前で開封して、ただのゲームだって証明したら、関税なしで受け取ることができた。昨日うっかり5時間もモンハンやって、さっそく後悔してるところ。

で、本題。……っていうには前置きが長すぎたけれど。

この税関からの手紙、正直なにを書いてるのかよくわからなかったんだよね。郵送で値段を証明したい場合はこう、そのときの連絡先はここ、そうじゃない連絡はこっちで、受け取りの条件はコレで……って、どこの国のお役所もまぁグダグダと書くものだ。

ある程度ドイツ語はわかるけど、やっぱりそういう書類になると、ちょっと心配になる。だから彼にいつも読んでもらって、わたしの理解がまちがえてないか、わたしがどんな行動をすべきか、確認する。

今回は税関ってわかってたからいいけど、たまにどこに行ってなんのためになにをしたらいいのかわからないような手続き系の手紙もくるからね……。

そういうときわたしはやっぱり外国人でノンネイティブなんだなぁと痛感するし、そのたびにだれかに支えてもらう感謝を忘れちゃならんなぁと思うわけです。

こうやって、定期的に「お前は無力だぞ」って突きつけられるのは、海外在住のいいところかもしれない。万能感をこじらせようもないし、まぁしょうがないって割り切るし、人に甘えるのがじょうずになる。

自力でできるにこしたことはないけど、まぁこんな感じで、わたしは無事、ゲームを手に入れることができましたとさ。

じゃあ、またあしたね。

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