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必ず勝つはずの正義は、どこにあるんだろう。

※10分間で書く、下書き・推敲なしのぶっつけ本番エッセイ。毎日更新140日目※

最近の芸能ニュースは、どうにもえぐいものが多い。NGTにはじまり、ジャニーズの圧力が露見、吉本との泥仕合。もー芸能界ってなんなの怖すぎるんだけど。

昔だったら「芸能はやくざの仕事」だったのかもしれないけど、いまはそういう時代じゃないからね。芸能人でも洗練潔白な「まともさ」を求められる。そしてその「まともな言動」によって視聴者を納得させる。そういうのが必要になってる。いろんな人がコメンテーターとしてワイドショー出てるからね。まともじゃないとアレだから。

それはわかるのよ。だれだって正しいことをすべきだと思うし、正しいことをした人を応援したいと思うものだから。でもさぁ、その「正義」って、いったいどこにあって、だれが判断するんだろうね?

最初は闇営業に関して、9割がた「芸人が悪い」だったじゃん? まぁ「稼げない芸人がいるのがおかしい」とは言われてたけど、「反社との交流アウト!」みたいな。芸人たちのことを「嘘つき」って多くの人が言ってたよね。

で、会見で吉本側の対応が暴露されて、一気に吉本の旗色が悪くなった。「嘘ついてたのは悪いことだけど、反省してそうだし、かわいそうだから許してあげよう。それに対して吉本はけしからん!」ってふうに流れがぐわっと変わったじゃん?

そりゃ、知らないことを知ったら意見が変わるのも当然だけどさ。でもなんかその手のひら返し感がすごいなぁって思うのよ。

なにが真実か、法的にどんな問題があるのか、芸能界とはどういう仕組みなのか。そういうのを考えずに、感情的な判断で動いていくのがさ、なんか怖いなって。

正義は必ず勝つっていうけど、その「正義」は、多くの人の無責任な感情によって変わっちゃうんだよね。今回、吉本が会見で別のこと言ったら、またちがう流れになるかもしれないし。

それなのに多くの人が、あいまいな「正義」を拠り所にしてる。だれがより正しく、だれがよりまちがえたのかを、勝手に天秤にかけて判断しようとしてる。正義ってなんだろうね。

わたしはまぁ無関係だからどうもこうもないけど。でも日本のメディア、とくにテレビと新聞に関してはまったく信用していないので、これを機にテレビのいろんな忖度やくだらない権利争いがなくなればいいなーくらいは思ってる。

テレビという、大衆にいまだに大きな影響力をもつメディアのプライドってものはないのかな。嘘ばっかり、やらせばっかり、忖度ばっかり。

さて、どうなることやら。

じゃあ、またあしたね。

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