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クレイ・フォーサイトから連想した。「フォーサイト・サーガ」

プロメアで、プロメテウス神話からなるものだ!との考察がにぎやかに湧いている中でひとり、ずーーーーっと考えている。

フォーサイト…「フォーサイト」

どうしてフォーサイトを持ってきたんだろう。
気になる。なぜクレイはフォーサイトだったんだろう。

本当に、長いこと心に残っていて考えさせられた本だった。
「フォーサイト家の人々」

2011年3月に読み終えてちょっと忘れかけているが、再録に手を入れてもう一度紹介してみたいと思う。

ここでプロメアの名前からこちらに流れてきた人もこれを機会にぜひ読んでみてほしい名作。

クレイ・フォーサイト…本当に関係ないのかな?
まったくの偶然なのだろうか。
クレイは何に対して戦ったのだろう?

クレイの無理解・聳え立つ山のように動かない頑固さ。話の通じなさ。
フォーサイト家にイメージがつながった。

映像化不可能な世界があるかもしれないが、「フォーサイト・サーガ」はこの日本の厚い文化層の粋を尽くして誰か漫画化してみて欲しい一冊。


ざっくりと登場人物を紹介。


前半の登場人物

・フォーサイト家のおじいちゃん。(富豪)
・勘当された息子のジョリオン。(繊細な性格で、妻子を置いて家を去っている。私の脳内設定ではイケメン)
・ジョリオンのいとこのソームズ。(スーパースノッブ。俗人の極み)
・ソームズの妻、アイリーン(超・美人。ファムファタル)
・アンおば(どっしり・がっしり・独身・グランドマザー)
・ジョリオンの娘ジューン(父が家出したので置いて行かれた。自分の考えを持っている女性。アイリーンの仲良し)

後半の登場人物

・ジョー(再婚したジョリオンとアイリーンの息子)
・フレール(アイリーンと離婚したあとのソームズの娘)

読んだのはグーテンベルク。テキストをダウンロードして、悪戦苦闘で読み終えた。
Amazonで検索してもらえればわかるが、邦訳は1961巻の角川文庫を最後に発売されておらず、文庫に3000~9000円の値段がついている。

ゴールズワージーはノーベル文学賞作家なので、ちょろっとあたまだけ手を出してみるか、とやったらこれがまた面白くてやめられない。

ノーベル文学賞の権威は地に落ちたのか?
いやいや、これはもらうだけの人ではあった。
この本は色々とすごかった。いまだに心に残って忘れられない爪痕を残している。

長いので、前半と後半に分けて話を追ってみる。(note記事別で作ります)
以前読んだ時の再録に加筆した。

※プロジェクト・グーテンベルクのすすめ
海外版・青空文庫のサイトです(非営利)。版権切れの世界中の作品が読める。邦訳されていないものでも、翻訳アプリを駆使してでも読む価値のある本がずらり。ピーターラビットもアリスもあるので、英語教材にもおススメ。海外の有志によって、朗読も公開されててリスニングにもばっちり。


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