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待てる人は強い。

コラムを読んでいると見かける言葉である。

恥ずかしながら最近まで、その意味がよくわからなかった。


わたしはどちらかといえばせっかちだ。
幼い頃から早くしなさいと言われることが多かったから、早くやることがいい、みたいに思っていた。だから、待つことはとっても苦手だった。友達からは、メニュー見て決めるまでの早さに驚かれるし、逆に遅いとちょっとイライラするし、まだー?って言っちゃう。

これはライトなやつだけど、もっと重めのことだったら、どうか。

以前のわたしは、後追いしていた。
会って話したい。いつ会える?
大丈夫?話聞くよ。

今ではこれらの言葉は優しさではなく、エゴだとしか思えない。おえー。

仕事が忙しくなったことが原因で彼と別れてから、自分のなかで、変わりたいと強く思い、できることは実践してきた。でも、待つことはまだまだ苦手なままだった。


2年ほど経ったある日のこと。
仲良くしている友人の様子がいつもと違う。どうしたんだろうかと思っていたら、その後会えない状況になった。

原因を教えてくれたとき自分にできることは何だろうと考えた結果、定期的にラインを送ることだった。

ライン自体重荷と感じる人もいるだろうけど、この状況のなか、たとえ会えなくてもわたしはずっとあなたの味方だよって伝えることの方が大事だと思った。返信はしてもしなくてもいいし、辛くなったらここで思う存分吐き出してねと伝えた。

週1回の連絡はずっと続けた。状況はきっとよくなる、ゆっくり無理せず行こうって、できる限り励ました。どんなに時間がかかっても支え続けようと決めた。事情を知っている他の友人と、協力しながら。


それから10ヶ月が経ったある日。
まさかのできごとがあった。

友人がわたしに会いに来てくれたのだ。

...


本当にうれしかった。
うれしい気持ち、ほっとする気持ち、泣きそうな気持ち…


大きな一歩を踏み出した友人に拍手を送りたい。そして、ここまでやってきてよかったと心の底から思った。


振り返ってみると、待つことが大事だけど難しいと言われる所以はここにあるのかな。


相手を信頼、尊重して待てる人は強い。わたしはそんな人になりたい。