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語れない無意識を探ってゆく/UXデザイン連続セミナーDay1

7月7日の七夕の日、HCDーNet東海主催の、UXデザイン連続セミナー day1に参加してきました。
何が分からないのかが分からない。ユーザーの語れない無意識を探していく。設問設計〜デプスインタビュー〜ファクトイド抽出までをワークショップで学ぶ回でした。今回デプスインタビューの技法を初めて学んで、シークレットゲストの奥泉さんのお話を聞いてとてもわくわくしました。何て楽しそうなお仕事!お仕事とかUXの枠を超えて、いつでもどこでも人と会って話を聞くのは楽しいな。凄い人面白い人沢山。と思います。目で語ると目で語って返してくれたり、言葉のキャッチボールのリズムをお互い心地よいテンポで作るのとか。

以下、ふりかえり

●設問設計すごく難しい。特に「抽象的な質問にならず」「知る領域と範囲を決める」所
→私の毎日や思考がほとんど抽象でできているので。理論整然になかなかならない…。「何を」「どのように」聞くのか考えるのは技術がかなり要りそうだと感じました。

●でも設問設計きちんとしておかないとインタビューの時、迷ったり言葉につまったりするからとても大事
→1回目のデプスインタビューの振り返りしている時に出た話題。時間軸を意識するだけでも大分違う。

2回目のデプスインタビューで、インタビュアーした時感じた事
→時間軸と内容の深さをとにかく意識。
→結構、自分の思い込みで質問投げかけてるな。
→知る領域・範囲決めていれば、あとはインタビューイーのリズムに一緒に流れていくのがいいかなぁ?
→誘導になっていないか、とても気にしたけれど誘導じゃないかどうかの判別がつかない

●wsは夢中になってしまうけれど、所々写真に撮って残しておくと振り返りが楽。
→FBグループに作ってくださったアルバムを見て感じました。ノートにメモをとるだけじゃ思い出せない事もある。写真見ると結構内容を思い出す。

●グラレコ 
→まとめ方の視点が私と違うので面白い。楽しそう。やってみたい。やってみると難しくて大変かも。色々な人が作ったグラレコ見てみたい。

●参加されている皆さん、お肌がツルツルしている。なんで?
→前向きなエネルギーが強いからかな?

特に面白かったのは、一般の人が言葉に落とし込める気持ちは5パーセントで残り95パーセントは闇の中だということ。95パーセントも言葉で言えない気持ちがあるなんて。それを掘り下げて言葉にしてゆく作業はとても根気がいりそう。あとは、聞きたい内容の抽象度をなくして、具体的なレベルまでもっていく所。インタビューはテクニックより設計が大切だということ。もう本当に設問設計の部分が一番???で大変でした。抽象的な内容を出していてもやった気になるし、チームで盛り上がると、設問を共有できた様な気がして、結果、抽象的になっている様にもかんじました。あとは思い込みを捨てて質問を体系立てるのができない。本当に恐ろしい位できない。

そして、ばんばんリズミカルに講義が進んでゆくので、そのリズムに身を任せて気持ちよく踊る。というより、必死にリズム乗って自己流にはちゃめちゃに、がちゃがちゃ踊る。「ぜーはー」する体育会系な初回でした。すごくつかれました。

***

day1は、セミナー〜懇親会まで参加し、色々なお話をたくさん聞けました。懇親会の席がとてもありがたい素敵な席でした。懇親会で聞いた前田育男さんの本を早速購入してみました。そして今回、じんわり感じたことは、わたしがいる現実の様々な制約との帳尻を合わせて、今回学んだ内容を実現させることの難易度は高いな。それをなおかつ継続するとなれば、難易度はさらにその上。つまり私がまずしなくちゃいけないことは、今回学んだ事を、「わたしの実務に落とし込む」具体的な行動と、学んだ事を消化できるまで咀嚼し、少しでも吸収すること。
なのだけれど…なんだか正直、自分のことが一番分かっていないような気持ちにもなる。だから、誰か私に根掘り葉堀りのデプスインタビューして残りの95パーセントの言葉を少しでも掘り起こしてほしい…。という気持ちになりました。

<day2の課題>
・ws中の記録を写真に撮ってゆく

<day1実務活用>
・設問設計〜デプスインタビュー〜ファクトイド抽出をクライアントや、スタッフ打ち合わせ内で積極的に活用。「今日のラポール」も。(わたしは受託系グラフィック/Webデザイナー)

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