自分らの憂さ晴らしのために
何の罪もない少女を拉致監禁し
４０日にも及ぶ
筆舌に尽くしがたい虐待、凌辱の限りを尽くし
少女の人間としての尊厳すら
いとも容易く奪い取り
やがてぐったりと息絶えた少女を
ドラム缶に押し込め　コンクリート詰めにし
ゴミ同然に空き地に棄て去った

少年たちはそれぞれ複雑な家庭環境のもとで育っており
親に虐待されたとか　入った部活で先輩にボコられたとか
理由はそれぞれあるけれど
とにかく　そういった傷を持つ者同士がつるんでは
窃盗　婦女暴行　やくざの下働きなどをしていたらしい

なんだか　それが免罪符みたいになって
彼らは社会のひずみに堕ちた　いわゆる被害者で
亡くなった少女のほうが　本当は色仕掛けで迫ったのでは
などという　云ってる人間の神経を疑うような報道のされかたもしていた

結果　主犯格には懲役２０年
その他の少年たちには懲役５年から１０年程度の判決が下された
彼らは少年法に守られた
更生の余地があるからと
脳に障害があるかもしれないからと

更生の余地ってなんだろうか
彼らは自らを反省することができる
できるはずと　そんなふうに思ったのか

少女を凌辱した少年たちの人数は１００人を超えるとも言われている
ガソリンを足にまいて火をつけて面白がったり
瞼にろうそくを垂らして　ろうそくを立ててみたり
陰部には瓶やら鉄球やらを無理やり挿入されたり
むしゃくしゃしているという理由だけで
何時間も抵抗しない少女をサンドバッグにしたり
電車の事故が起きたことに託けて
お前の親　死んでるかもな　などと
精神的に追い込んでみたり

これが人間のできることですか
はっきり言って　この少年たちは破綻してますよ
人間の皮を被った悪魔　
いや　もっとひどいな　もっともっとひどい
こんなやつらに　更生する余地など
本当にあると考えていたとするなら
裁判長　あなたも鬼です
どうしてここで　少年法の在り方を
もう一度見直さなかったのか
少年だから　未成年だから
殺された少女だって未成年ですよ
就職も決まって　明るい未来が待ってるはずだった
その命を　まるで子どもが与えられたおもちゃで遊ぶみたいに
散々弄んで　弄んだ揚げ句
犯行がバレないように　隠ぺい工作までして

その後　犯人の少年たちはどうなりました？
反省どころか　また再犯を繰り返してる
しかも　あのときの事件の犯人は自分だと
自慢気に吹聴して回ってたっていうじゃない

昭和が終わる年に起こったこの事件
この事件を思うたびに　胸が押しつぶされそうになります
少女の　無念で悔しくて辛くて
なんで自分がこんな目に合わなけらばならないのかと
いまもずっと　叫んでいるようで

犯人の元少年たち
普通に生きてられると思うなよ
調子こいてると　そのうち絶対痛い目に遭う
遭ってもらわなきゃ　少女があまりに可哀そすぎる

どうか　少女の無念を
少女の怒りを悲しみを
少女が生きるはずだった未来を
出逢うはずだったたくさんの人たちを

どうか　救ってください
少女がいつの日か必ず
安らかに眠れるように

私の願いなど　小さな願いかもしれませんが
どうか　どうか
よろしくお願いします

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最後までお読みいただき、ありがとうございます
途中、過激な表現などがあり
気分を害された方、申し訳ありません

毎日のように事件や事故が起こっていますが
どうしても、何度思い返しても胸糞な事件
女子高生コンクリート詰め殺人事件について描きました

犯行現場は少年の自宅の２階で
隣の部屋には少年の兄が
下の階には両親もいたらしく
少女に何度か家に帰るよう云っただけで
あとはずっと放置状態だったとか

あまりに惨たらしい犯行の数々
描いてるだけでも、腸が煮えくりかえってしまいました

少年法ってなんでしょう
更生の余地？　反省すれば改善できる？
だったらもっと大人が
責任もって更生させろよ
表向きいい子ぶって反省したふりして
出所してのうのうとどこかで暮らしてる
再犯まで犯してるこの現実
どう受け止めるんですか？

すみません、興奮してしまいました
私が憤ったところでどうにもならないことは解っていますが
描かずにいられなかったので

#詩 #昭和最後の凶悪事件 #少年法 #家庭環境 #更生の余地 #再犯