見出し画像

『境内ではお静かに』取材メモ第1回 汐汲坂

横浜・元町にある坂。横浜市内でもベスト5に入るであろう、とてつもなく急な坂です。

主人公たちが奉務(勤務)する源神社は、この坂の途中にあるという設定。なんとなく、どこか上ったところにある神社にしたかったんですよ。『ジャーロ』連載中は、自分の中でその辺が曖昧で、うっかり平地にあるような描写をしてしまった箇所もあるかもしれませんが。

汐汲坂にしたのは、まず名前がきれいだから(笑)。名前だけなら、もう一つ、代官坂も候補でした。「代官山」っぽい、おしゃれ感漂うネーミングだと思ったのです(坂の途中でお代菅様のお屋敷があったからこの名前になったらしい)。でも、元町・中華街駅と石川町駅の中間くらいの場所にしたかったので、最終的に汐汲坂に決めました。

実際に歩いてみると、この坂は本当に急です。普通に歩くだけでも結構疲れます。源神社は「観光名所なので参拝者が多い」ことなっているのですが、挫けて帰っちゃう人がいそう(^_^;)

なのにヒロインの巫女・久遠雫【くおん しずく】は、毎朝、この坂をジョギングしているという設定。身長150センチ前後しかないのに体力が有り余ってるなあ、雫。

坂を上り、振り返って撮った写真。自分で書いておいてなんだけど本当にここをジョギングしてるのか、雫!

……と、こんな風に『境内ではお静かに 縁結び神社の事件帖』の取材メモを公開していきます。本編を読んでくれた人にも、まだの人にも楽しんでもらえるように、ネタバレなしで裏話を書いていくつもり。お楽しみいただければ幸いですm(_ _)m

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?