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書店員さん感想14「雫には、ちょっとのんきな壮馬が癒しになるのでは」

いつもはおどろどろしいミステリーばかり読んでいますので、この作品を読み終わったあとはとても爽やかな気持ちになりました。

神社が舞台のミステリーということで、どんな事件が起きるのか興味津々で読み始めると驚きの連続でした。17歳の少女なのに、人間の心の闇の深さを知ってしまった雫のつらさが伝わってきて、そういう彼女だからこそ、事件の裏が読め、鮮やかに真相に辿りつくことが出来るのではと思いました。そんな雫には、ちょっとのんきな壮馬が癒しになるのではと思います。とても面白かったです。

雫と壮馬の今後の関係性がどう変わってゆくのか?とっても気になります。続編を期待しています!

今井書店TONOMACHI63さん

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