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春の生き物観察


つい最近、生き物観察にフラフラと出かけてきまきた。
トップ画はオキナワオオサワガニさん。
県指定希少種のため、採集などは禁止されていますᵕ᷄≀ ̠˘᷅


いつもの観察ルートをてくてく。
さっそくクロイワトカゲモドキカッコカリさんが。

クロイワトカゲモドキ?
再生尾になるとしっぽがモザイク模様になります

つい最近、やんばる三村と古宇利島の個体群が「ヤンバルトカゲモドキ」として独立種にするとの論文が出ました。

その論文を読み込んだのですが…個人的には結構無理矢理こじつけたなぁ…ᵕ᷄≀ ̠˘᷅  という感じ。
私も一応。分子系統解析を含む分類学をテーマに修士を取ったので、そこらへんはもの申したい…。

ということで、ヤンバルトカゲモドキ論文に従うと、上の写真の個体はクロイワでもなく、ヤンバルでもなく、移行帯の個体でもなく、分類学的位置付けが曖昧な個体、となります。

そのまま進んでいくと、ヒメユリサワガニさんとオキナワイボイモリさんがケンカをしていました。
ヒメユリがイボイモリを挟み、イボはイヤイヤしながら踏ん張っていたのですが、ライトを向けたら少し離れてしまった…ᵕ᷄≀ ̠˘᷅

いぼカニ合戦
なかなか見られないシチュエーション


イボイモリはあちらこちらに。

岩陰でじっとするイボ
ちょこんと佇むイボ

このエリアの個体はとにかく恰幅が良く、全長も長いんですよね。

場所を変えて水辺を探索すると、赤ちゃんガラスヒバァが。

草の茂みに隠れるガラスヒバァ

ちょっと出てきてもらい、写真を撮影してリリース。

まだまだ小さいベビーサイズ

そのまま近くの池沼をガサガサ。
ヒメフチトリゲンゴロウが入りました。
ここでは見かけたことがなかったのでびっくり。

網に入ったヒメフチトリゲンゴロウ
撮影後リリース

そのままガサガサを続けると、ハイイロゲンゴロウが入りました。

ハイイロゲンゴロウ
超広域分布種ですが、沖縄では春限定なのです…


一通り観察を終え、帰路に着きました…

と思ったら。
車道にホンハブさん!!

ホンハブさん
140cmくらいの若い個体

慌てて路肩の邪魔にならないところに車を停め、撮影。
車道をのんびり移動していたので、磯玉の柄を使って道路脇まで移動。

いろいろなタクソンの生物を観察できたので、満足満足、でした( ´灬` )( ´灬` )

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