見出し画像

子連れで観光特急しまかぜに乗ってきた話

我が家には鉄ヲタな息子がいるのですが、彼が何年も忘れることなく事あるごとに繰り返していた願いが「しまかぜに乗りたい」。

いつか乗れたらいいね、と濁していたものの、車両っていつまでも現役じゃないんですよね。
息子の最推しである500系はそろそろ完全に引退しそう。
こちらは恐らく乗れずじまいでしょう。

いつまでもあると思うな 親と名物車両

関東在住なので、名古屋に行くまでもお金がかかるし、それなら何かと安く済む未就学児のうちに、と思い至ったわけです。

そんなこんなで、先日ついに念願を叶えてきました。

確保した席は後方展望席。
一番人気はやはり前面展望席なわけですが、息子は「後方のほうがいい」とのことでしたので、夫による入念な準備のもと無事にチケットをゲットしたのでした。

とてもいい天気

シートが立派なのはもちろんのこと、とにかく眺めがいい!
景色を見るためには進行方向と逆向きに座らなければいけないので、酔うんじゃないかと不安だったのですが意外と平気でした。

景色が迫ってくるより、遠ざかっていく方がぼーっと出来ていいです。
子どもがいるとそれほど浸れませんが…。

あとは、車掌さんが結構頻繁に出入りするので、若干の気まずさはあり。

ただ鉄ヲタの息子にとっては車掌さんの仕事ぶりがよく見える上に、度々話しかけて貰えたのがすごく新鮮で嬉しかったらしいです。

ちなみにこの車掌さんは私達が降車した宇治山田駅で交代だったようで、車両をバックにした家族写真を撮ってくださいました!

近鉄、推せる…!

カフェも利用しました

近鉄名古屋駅から宇治山田駅までの乗車はかなりタイトなスケジュール。

※この世の理不尽を凝縮した存在である2才児も連れていたので、賢島まで行ってしまうと大変かと思ったのです。

カフェ車両を利用するにはオープンと同時に滑り込まなくては、ということで近鉄名古屋駅を出発するやいなや夫は順番待ちの列へ。

その間、子どもたちは車掌さんにシールを貰ったり、景色を眺めたり、すれ違う車両に興奮したり。
私はシートのマッサージ機能を試してました。

20分くらいで夫から「こっちに来て」と連絡があったので、列をかき分けてカフェの中へ。

無事2階席の3席(下の子は夫の膝の上)を確保できたので、みんなでケーキを楽しみました。

こんなシチュエーション、人生で何回ある??

ショコラフランボワーズだったと思うんですが、洋酒が利いててかなり本格的な味!
噛み締めながらいただきました。
なかなか普段ゆっくりケーキを楽しむ時間なんてないですから!

乗車前、次々と車内に積み込まれていたカートの中にこのケーキも入っていたんですね。
出遅れると、売り切れもありえそうです。

夫の分だけ何故かなかなか運ばれてこなくて、このまま降車になったらどうしようかとハラハラしましたが、なんとか全員カフェ車両を堪能できました。

このタイミングで、息子は車内販売限定のストラップを買い満足げ。

ちなみに、お小遣いで初めての買い物でした。
予算1,000円で、「これなら2つ買えるけど、こっちだと全部なくなっちゃう」ときちんと考えていて、成長を実感。

※予算をなぜ1,000円にしたかというと、この旅行のあとプラレール博で爆買予定だったからです。
どうしても欲しいものがあるようなら、1,000円までは一旦貸してもいいかなと考えていました。

宇治山田駅で降車後は

しまかぜに乗るのが目的だったので、降車後はバスで内宮付近まで行き、帰りの電車までおかげ横丁をぷらぷらとまわったくらいです。

せっかくだから参拝したかったですが、やけに暑かったのと、子どもたちが飽きていたので断念。

伊勢うどんは食べました!

ビスタEXのグループ席で名古屋に戻る

2階建て車両の1階部分なので景色はあまり見えないのですが、ほぼ個室なのでかなりくつろげます。
中央に大きなテーブルもあるので、子どもたちはシールで遊んだり過ごしやすそうでした。
子連れで気兼ねなく移動するなら、断然こちらがおすすめ。

しまかぜも非日常を味わえて良かったですが、本当の良さを堪能するなら大人だけで終着まで乗るのがいいですね。

伊勢にはまた改めて行けたらいいなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?