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雨の日の朝に思うこと

2021/09/26

久しぶりに「寝坊してから電車に乗る」
ということをした。
会社員時代の朝がフラッシュバックした。

あの頃は毎日、
やだなあ、やだなあ、行きたくないなあ、
そんなふうに思いながら暮らしていた。
仕事にやりがいを見つけられなかった私は、
毎日に希望がなく、
月曜から金曜までの
カウントダウンを繰り返していた。
水曜でまだ折り返しか…と嘆き、
やっとの想いで金曜を迎えたかと思うと、
土日は2秒で私の元を去っていってしまい、
月曜がやってくる。

たった一言、会社を辞めます、
それが言えなくて苦しんでいた。
休みやテレワークなどの福利厚生は整っていたし、
人間関係も良好だった。
大好きな上司と先輩に囲まれて、
興味のある部署に配属してもらっていたけれど、
それでもわたしは会社員という生活から
どうしても抜け出したかった。

定時と平日
「9時から17時半」と「月曜から金曜」を
カウントダウンする繰り返しにしか思えなかった。

会社員で好きなことや
やりたいことをしていけるのは
本当に幸せなことだし
その会社にいたいと思えることは
本当に恵まれていることだし
一緒に働きたいと思える仲間と
働けていることは
働くことの最大の喜びだとも思う。

わたしはその電車からは降りたけれど、
あの電車に乗っていた時間は
間違いなく私の人生に必要だった。
大好きな人たちにたくさん会うことができたし
蓋をしていたたくさんの気持ちに
気が付かせてもらったし、感謝でいっぱいだ。

あの時、あのタイミングで
会社員という電車を降りたことに
後悔した日は一度もない。
毎日ニコニコしながら
今日という日を生きている自分に
拍手を送っている。

結局、今思うことは、
人生はすべて自分の手で作り出していけるのだ、
ということ。

雨の日のあまのより。

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