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レールが敷かれていると辿りたくなる

弊社には、"自社サービス"と呼ばれるそれがない。

ユニクロは多くの人が手に取りやすい価格帯で魅力的な服を作り販売していて、任天堂は時代の変化に伴うあたらしいおもちゃやゲームを世に出し続け、ヤマザキはパンの製造販売にとどまらず毎年春になるとお祭りまで催している。

私が在籍している会社は、小規模な"ベンチャー企業"に該当する人材会社だ。ご縁があった会社からお仕事をいただいて、求められた場所へ赴き働くことで回っている。

社員はそれぞれ必要とされる場所へと散り散りになる。このご時世なので、社員同士が顔を合わせる機会は少なく、身につけている業務知識もそれぞれ異なる。私が入社する前は不定期でMTGや研修のような時間を設けていたようだが、今やその面影はない。

私はX年前に「教育に興味関心がある」という話をして採用をいただき中途で今の会社に入社をした。

人の夢や野望を聞くことが好きで、願わくばその一助になりたいと思っている。人の言葉に関心があり、自分からは出てこないような温かい言葉や美しい言葉、すぐには理解できないような新鮮な言葉を浴びていたい。

そして人一倍夢見がちで、自分の思いやアイデア伝えることもまた好きなのだと思う。本当はラジオDJとかエッセイストなんかに憧れを抱いたが、なりたい職業に就くのではなく、なりたい自分になれればそれでよい。
(本当はまだなりたいと思っている。)

入社してからは、私自身も少し前の文章で述べたようにご縁があった仕事を請け負いつつ、片手間で営業活動やその他諸々着手する日々を送っていた。
そしてそれは、"なりたい自分と向き合いにくい環境"であると思い至った。

"教育"に携わる一歩手前まで掴んで今まさに模索中ではあるが、その行動は利益になっておらずビジネス呼ぶには程遠い。まだ20代なので転職するのが手っ取り早いのだが、幸か不幸か私が在籍するのはベンチャー企業だった。社長の掲げる理念・方針と違わぬうちは、今いる環境を動かすほうが圧倒的に面白いと思ってしまった。

置かれた環境で仕事をこなすことはとても快適なことだ。プライベートの時間は確保できるし、だれもが「仕事=人生」をキメこむ必要はない。いろんな目的で働く人がいて、素直な気持ちで仕事をできる環境が素敵だ。

そういった、それぞれが辿りたいと思うレールを用意する、あるいは一緒に作っていくようなサービスを提供できるように取り組んで参りたい。

このアカウントは、その実現に向けた日々の試行錯誤や学習経過を記録するための備忘録である。

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