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成果と書評 第62回「宝石の国」

こんにちは!

急に暑くなりすぎじゃありませんこと!?!?!?

体調崩されたりする方も多いと思いますので、体調管理などしっかりされてください、私は咳喘息になりましたので(風邪の末路)

今週のお知らせ〜〜はないです!!

7月になりましたね!以上!

え!?もう2022上半期終了したってことか……


今週の作品です!


遂に完成しました〜〜!

マリーちゃんとこまりちゃんです!
手前がマリーちゃんでその後ろにいるのがこまりちゃんです。

この子達を語る際、”あの伝説のやり直した子”という異名がつきそう。

やり直しを決めた時は本当に終わるんか???と思いましたが、ちゃんと終わりましたね……。

元写真見て頂ければわかると思うんですが、頂いたお写真がちょっと逆光でして、模様などが分からなかった為に今回はこちらで加工して模様をはっきりさせてから、毛色参考用に別に頂いた写真と合わせて毛色や模様を照らし合わせていく、という手順でやらせて頂きました。

こんな時にあってよかった、加工技術……

ただ逆光ならではの光が当たって毛が透けてる部分も上手く表現したくて、右のマリーちゃんの毛並みの色の変化はいい感じに出来たんじゃないかなと思っております。

動物の毛って光に当たると透けるんですよね。
ふわふわキラキラしてるのが綺麗だな〜〜と思います。

今回はお花装飾もご希望でいただいていたので、お花の位置はこちらからご提案させていただいて、ご希望の「ピンク・赤系」のお色のお花で飾らせていただきました。

お花装飾パートは私にとってはご褒美ボーナスステージみたいなものなので、大変楽しく作業させていただきました。
ありがとうございました!

久々にグラデーション着色作業などをして楽しかったです!

すでに次の子の制作に取り掛かっておりますが、やっとモニター制作の目処がつきそうなので今月中にでも正式にうちの子オーダーを開始しようと思っています。

お値段とかはモニターの時と比べるとかなり上がってしまうので、ご依頼があったらお受けします〜〜ぐらいの感じで考えております。
おそらく最短納期は8月末ぐらいになるかと思います。

この辺りはまた改めてご案内させていただきます。


今週のオススメ漫画は「宝石の国」です!

連載再開したよ!やったね!(死)

強くてもろくて美しい、 戦う宝石たちの物語。
今から遠い未来、僕らは「宝石」になった。
彼ら28人は、襲い掛かる月人に備えるべく、戦闘や医療などそれぞれの持ち場についていた。
月人と戦うことを望みながら、何も役割を与えられていなかったフォスは、宝石たちを束ねる金剛先生から博物誌を編むように頼まれる。
漫画界で最も美しい才能が描く、戦う宝石たちの物語。

https://afternoon.kodansha.co.jp/c/housekinokuni.html

今週はお気持ち吐露なのでネタバレしかありません。
なんならオススメ……するという意識もない、というかオススメしたという責任を問われたくないので(……)作品についての独り言だと思ってください。

未読の方、95話まで追い付いてない方は読まないでください。


ひたすらこれは新手の思考実験なのか……と思いながら歯を食いしばって読みました(読みました……)

元々アンタークあたりまでは読んでたんですけど、心が折れて途中で中断していたので無料公開を機に読む、か……!と。

フォスがあまりに報われないので読んでて辛くなってしまう人が大多数だと思うんですけど、そう思うのは私達が"にんげん"だからであって、宝石達はそんな事思わないというか思考の範疇にないのかもしれないな……と思うなど……。

もしかしたら月人は思うのかもしれないけど、そういう感情がある、という認識だけしてて敢えてその感情を持つ様な事はあまりしないというかないのかもしれない。そもそも今残っている月人はもともとそういう事に稀薄な人の魂なのかもしれないし。

だから、意図的にそういった感情をフォスに植え付けようと画策したエクメア……お前は……

しかも結局フォスは持っていたもの全てを取っ替えないと使い物にならなかったのもしんどいし、最初から大事に持っていた思考ですら最終的にはラピスの手助けが必要だったのか……と思うと……

というかフォスが最初期に考えていた事、シンシャがみんなと仲良くする、冬の仕事、月人との和解……フォスがどうこうしなくても全部やろうとすれば出来た事だったっていうのが1番つら……辛いんですよ。

フォスはみんなを愛しみんなの未来を考えどんな困難も苦しみもみんなの為に乗り越えてきたのに、その行き着く先がみんなにとってフォスという存在は自身の安寧を得る過程で失ってもさして気にならないものだったという事実が、本当に、こんな……さあ……

私はフォスの変化よりもカンゴームが媚び媚びの姫になってしまったところが結構つらくて、それまでかっこいいと思っていたカンゴームは虹彩のほんのひと欠片だったってのが一気読み勢でこんなに辛いんだから当時リアルタイムで追っていた人たちの心中お察しします。

フォスが感情を傾けたキャラには同じだけの感情を持っていてほしいとか、最初に示唆された通りの関係性に収まってほしいとか、宝石達には性的概念が存在しないでほしいとか、悪い意味での人間らしさを持たないでほしいとか、そういう読者の”こうであってほしい”願望をぜんぶ丁寧に砕いていくところ本当に最悪なんですけど、最高だなと思っています。

市川春子神が答えたインタビューがギリ残っているんですが、

「極楽浄土は宝石でできている」と知って「すべてのものが救われる場所でも宝石は"装飾"にしかならないんだ」ってぼんやり思ったと仰っていて……

はぁ…………そんな……春子……

掲載媒体でお察しだと思いますが、近いうちに読めなくなっちゃうと思うので、早めに読むことをオススメします。

最新話のネタバレまで踏んで(しまって)結局月人になり損ねたラピスの一人勝ちじゃん、と私は思っていますが、
宝石の国という作品は「気がついたら地獄の底へいて、渦中の人間にとってはその事実を一度客観的に振り返るか外部から指摘されないと気付かない」事を認知させられる作品なんだなと。

宝石の国読んで個人的に1番「やめて……やめてくれ……」ってなったのはフォスや宝石たちの残酷なシーンじゃなくて、フォスの何気ない発言にも素直に従うアドミラビリス族の中でもすごく小さな子が「おうのめいれい…」って言って自分の体に完全に癒着してる貝殻を引きちぎろうとしてでも差し出そうとしたシーンです……あそこ本当に本当にキツかった……

まじで未読の人がこれを読んでいたら土下座しかないんですが、この文章量でこの1週間どれだけ私が苦しんでいたかを察していただけるかと。

作業通話中にリアルタイムで読み始めた人がいたので逐一今何話なのか確認してたぐらいなんですが(やめなよ)

訓練され尽くした宝石のオタクから
”ここは地獄ではない、救済の物語だ”
というありがたいお言葉を頂戴したので、これにて締めさせて頂きたいと思います。

無料期間は終了してるので、すすめたと言う責任は取りませんよ……取りませんからね……。

これから読まれる方はどうぞ自己責任でお楽しみください……。


<今週の余談>

毎年このくらいの時期に犬のワクチン接種に行っていて、今年も行くか〜〜となったんですが、急な梅雨明け!猛暑!!によりハードミッションにチェンジ。

それでも行かないわけにはいかないので行ってきたのですが、夏の動物病院めちゃくちゃ面白いことになっていたので、ここに記録しておこうと思います。

病院に着くと待合室にはこの猛暑の中絶対に外を歩かせまいと必死に犬を抱えてきた飼い主達(瀕死)

久々の日中にお出かけ!どこに行くのかな?とルンルンで運ばれてきたが到着して病院だと気付き、激凹みしている犬達

診察室(一部ガラス張りになっていて中が見える)から待合室にいる人間に必死で助けてくれと訴え続ける柴犬(2匹連れてきていてもう1匹が診察中だった)

ワクチン接種よりも耳掃除されて激凹みするうちの犬

ペットカートの中で怖さで震えるスタンダードプードル

「楽とかじゃない、これが一番”マシ”」と言ってペットスリングの中にミディアムプードルサイズの子を抱えて颯爽と去っていったお姉さん

とにかく遊びたくて好きあらば逃走しようとするシュナウザー

夏の動物病院大変ですね……
ダントツでペットスリングで犬抱えて帰っていったお姉さんが大変そうでした。パッと見15〜20キロくらいある感じの子だったので……

待合室から助けを求めていた柴犬は見た感じシニアっぽくて、もう一匹のトイプードルはめちゃくちゃ落ち着いてたので、待合室の人間は大爆笑していました。

急に暑くなると人間も動物も体調崩しがちになるので気をつけないとですね。

来週もどうぞよろしくお願いします!



クロッシェクリエイターです。文章が上手くなりたくてはじめてみましたが、熱量だけが前面に出てしまうので一向に進歩しません。勢いだけで生きているフシがあるので冷静になりたいです。