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【同人初参加】強欲で謙虚なイベント Turn15 参加レポート

こんにちわ、あまとです。
去る2024年4月21日(日)に行われた遊戯王OCGイベント「強欲で謙虚なイベント」に参加させていただきました。
今回は同人イベントそのものに初参加ということもあり、大変貴重な経験が出来たということで、興奮冷めやらぬ間に参加記録を残そうと思います。
初心者なりに同人誌の作り方とかも載せておりますので、「同人イベント出てみたいけど本作るのって大変そうだな~」という方にも見ていただければ幸いです。

尚、今回手に入れた戦利品の感想、および自分の作品についてのお話は下記の別記事に纏めています!合わせてお読みいただけると幸いです!


◆参加のきっかけ

昨年11月8日、コンセプトパック「ターミナルワールド」の最後の収録テーマが発表され、「霊獣」であることが判明しました。

【霊獣】は私がOCGに復帰して最初に組んだテーマで、ずっと新規を渇望してました。
デッキパワーが格段に底上げされたのも嬉しかったですが、何よりも【霊獣】を組むきっかけであった《霊獣使い レラ》のストーリーが鮮明になったのが何よりも嬉しかったです。
彼女は《神の摂理》でインフェルノイドの攻撃を受けているシーンから長年その後の音沙汰がなく、大戦後のアフターストーリーでレラちゃんが生存しているシーンを妄想しても「公式では死んだ扱いなのかもしれない・・・」とネガティブになってしまうのが非常に悩みのタネでしたが、今回の新規で漸く大手を振って(まだ不安材料はありますが)『その後のお話』を妄想することが出来るようになりました。

で、タイミングのいいことにその発表があった週末に、今回のイベントの参加募集の告知が流れてきました。
新規発表で心は盛り上がってる状態。前々から同人イベントにてレラちゃんへの思いを叫びたい・・・という思いはありましたが、何せ経験も創作の才能も無いので割と悩みました・・・絵は描けない・・・小説ならまだ形にはなるかも・・・不器用人間だけどサークルの設営は何とか出来そう・・・サークルカットは・・・ええいフリー素材とテキストで作ってしまえ!!!
そんな感じで勢いのままに参加登録、入金を済ませました。こういう時は行動第一。


作ったサークルカット。ちなみにOCGキャラのイラスト使わずサクカ作ってるのは確認した限り私だけ?っぽいです。逆に唯一無二で良かったのかもしれない(他にもいらっしゃったらごめんなさい)

ちなみにサークル名の『霊獣の円還』はサークル→日本語に直すと円環→霊獣の魔法罠っぽく当て字にして円還というクッソくだらない理由で付けてます。ただこの命名が後で自分の首を絞めることに。。。

◆シナリオ作りに苦労

募集が11月でイベントは4月、時間はたっぷりあったのですが実際の現行作業はかなりギリギリで書き始めたのは3月ぐらいからでした。
理由は「シナリオのプロット」が中々決まらなかったからで、最初は怪物退治(オリジナルの敵役とか、シャドールの残滓とか考えてました)を一緒に退治するお話とか、氷結界(その時代だとカテゴリ名的には影霊衣)のところに一緒に遊びに行くお話とか、ウィンダが聖霊獣騎になるまでにレラちゃんが寄り添うお話とか・・・色々考えたいたのですが、どれもしっくり来ず。
実際小説を書くにあたって思ったのが、二人を絡ませるのが(少なくとも自分の中では)結構難しいな、ということです。霊獣の中でも見目麗しく人気の二人ですが、ストーリー上は生きた時代も、大戦によって得たものも、失ったものの内容も、まるっきり違いますので、そんな二人がどうやって仲を深めていくのか・・・というのをリアルに考えようとすると中々アイデアが纏まりませんでした。

そんな折、書店で地元の『森のカフェ、レストラン』的なものを紹介する雑誌が目に入りました。
前々から霊獣使いが森カフェとかやってたら素敵だな~という妄想をしていたことはあり、何となく手に取り購入。イメージを膨らませ、「これを書きたい!」という決心が漸くつきました。

イメージ出しにあたり参考にした雑誌

色々なお客さんが訪れる、という形にすれば1話完結型でお話が書けること、お客さんという形で他のカテゴリとも絡ませやすそうだということ(今回の場合はメルフィー、影霊衣、アロマ)、何より前から妄想していた「森カフェを切り盛りするレラと、それをお手伝いするウィンダ!」が具現化できそう、ということで漸く筆を取ることができました。メルフィーが霊獣使いの森に居ることになってたり、アロマージが異世界転生的に端末世界に登場したり、レラとウィンダはもう仲良くしている設定だったりと・・・結局のところ色々ご都合に逃げた箇所はありますが、その辺はご容赦ください。

まあ題材が決まったその後も結局、家庭都合のトラブル(父親がケガした。命に別状はなし)で心身穏やかじゃなくなったり、原稿追い込むと決めた週に風邪引いてダウンしたりが重なって、結局原稿の完成はイベント6日前となったのですが。。。
やはり前もって計画して行動するのが正義!!!(あたりまえ

◆作品作りの三種の神器

そんな不慣れで、スケジュールも無い中でもなんとか小説本が出せたのは、今から紹介する『三種の神器』(あくまで私にとってのです)のおかげでした。

①Word

Windows使ってる人なら誰でも知ってるアレです。
PDF形式で小説を出力できるので入稿の際の必需品と言えます。
あとなにより、有志の方が作成されたテンプレートに助けられました。

Webで小説を出す場合は最悪何らかのテキストエディタに書いて、pixivあたりに丸投げすれば良いのですが、紙で小説を出す場合は―

・フォント、文字サイズを決める
・ページ設定を決める
・ヘッダー設定を作って章タイトルを上部に表示する
・表紙、目次、奥付を作る

などなど、やらなければならないことがかなり増えます。一から手作りするのはかなり手間なので、今回はテンプレートをお借りしました。
最初にフォーマットを決めてから作ることで、実際の出来上がりをイメージしながら文章の組み立てができますし、
何より『本を書いている実感』が増すので、メモ帳などで作業するよりは格段にモチベも保ててかなり助けられました。

②縦書き小説PDFメーカー(シメケンプリント様)

本文が出来たら次は表紙。
絵が描けない場合はCanvaなどのサービスを使って、フリー素材を元にオリジナル表紙を作成するのが主流とのことですが、自分の場合デザインセンスが壊滅的だったのと、ツールの使い方を取得しながら表紙を作る時間がありませんでした。
そこでお世話になったのがシメケンプリント様の『縦書き小説PDFメーカー』でした(下記ページの右メニューから飛べます)

テンプレートとしてセンス溢れるデザインが多数ご用意されており、タイトル、著者名なども簡単に入れることが出来ます。
出力はPDF形式で出来るので、本文に合わせて出力すればそのまま印刷所さんに持っていけます。ぬりたしや背表紙の設定も出来ます。
PDF結合もできるので、表紙と裏表紙を結合させておくと持ち込む時にスムーズになると思います。


実際に作った表紙。霊獣の森をイメージした蔦のデザインをチョイスしました。レゲエ調のフォントも雰囲気に合ってて気にいっています。ただ、右下に致命的なミスが…

③コピーサービス

表紙、本文が出来ればあとは製本。印刷所の締め切りは過ぎていたため、コピー本にすることにしました。
やろうと思えば自宅でも製本できますが、生憎自宅には自由に使えるプリンターが無く、かといってコンビニのネットプリントを利用するには部数も多く、それでも時間が無い中でやるしかない…と思いながらコピー本の作り方を調べていたところ、ひとつの光明が。
コピーサービスを扱っているところで、A5サイズの中綴じコピー本を作成してくださるとのこと。紹介されていたのはキンコーズさん。

ダメ元で近くに無いか検索してみる。すると…。

職場から徒歩20分の所にあった。

そうと分かれば早速、WordとPDFメーカーで作ったPDFをUSBに詰め仕事帰りに直行。
無事印刷できました。

お手軽、かつきれいに仕上がりました!手に取っていただいた方曰く、コンビニプリントで作った紙に比べると専門店だけあって紙質も良かったとのことです。

尚、自分の場合は店員さんが殆どの作業を担ってくださいましたが、場所や店員さんによっては割とセルフサービスでの実施となることもある・・・らしいので、一応コピーのやり方や他の方のレポも参考にされると良いと思います(というか、本来はセルフ前提の場所のような気がします)。
あと、会員になると作業用PCを使わせてもらえたり、割引されたりと色々お得なのでオススメです。

◆大変なことに気付く―そして二冊目の生成へ

こうして同人誌を無事生成し、ウキウキ気分でXに画像上げていたわけですが…あることに気付きました。

表記したサークル名間違ってる。

「霊獣の円」を「霊獣の円」と書き間違える痛恨のミス。当て字の部分間違えるとかお前本当に霊獣使いか???「連契」を「連携」って書くタイプか???確認したら表紙、奥付全部間違ってていっそ清々しいな!!!
印刷し直せばまだ間に合う…けど折角刷った25部が無駄になってしまうのも…ということで慌てて運営さんにそのまま頒布しても大丈夫ですか!?とお問い合わせしたところ問題無いとの回答を迅速にいただきました。ご迷惑おかけしました…。

で、今回新刊1冊のみ頒布する予定だったのですが、ミスの件もあり「頒布するのが1冊だとちょっと寂しくない?」という思いがふつふつと。幸い原稿さえあれば(コピー本なら)すぐに製本は出来る環境でしたし、10P程度…なら原稿作業も間に合う、かなと。というわけで17日に書き始め19日に製本するという極道原稿作業を経て、新刊2冊目「あしたをてにして」が生まれました。当然サークル名を入念にチェックしたのは言うまでもない


レラとウィンダが一夜を共にするお話だったのでそれっぽい表紙をチョイスしました。シメケンプリント様流石です…

レラとウィンダが感情のやり取りについて、「純喫茶アペライオ」ではあまり踏み込めなかった部分を書いてみました。
一応お話としては「明日」という単語をテーマにしていて、端末世界にて第2の生を得たウィンダがどんな明日を迎えるのか…みたいなお話になっています。
まあ実際のところ霊獣使いのみんなが仲良くおねんね❤しているとこを書きたかっただけなんですけどね!!!(念の為言っておくと全年齢向けのお話です)

というわけで「純喫茶アペライオ」25部、「あしたをてにして」10部で今回は出ることにしました。対戦よろしくお願い致します。

◆設営

いよいよ4/21になり、会場へ。JR川口駅までは電車で1時間ぐらいなので移動は然程苦ではありませんでした。まあトランクケースを持ち上げなきゃいけない場面が多く、会場着く前に割と疲れてしまったのですが…。

初参加なので割と入念に準備しました。設営に使う小道具は小さめのカバンに一纏めし、サークルチケットや見本誌、許可証などの提出物はすぐ出せる場所へ、戦利品用に空のカバンも別で用意…など初参加なりに考えて荷造りした結果、当日大きなトラブルも無く手続き完了。設営、撤収もスムーズに出来ました。

実際の設営ブース。字書きなのに字が汚いのはご愛嬌…

実際に設営に使ったグッズは以下の通り。
・緑のテーブルクロス
・でかいクリップ(テーブルクロス留め)
・小冊子用のブックスタンド
・ホワイトボード&マーカー
・造花(マステで接着)
・両面テープ付きマグネット(スリーブに接着してカードを飾るのに使用)
・キャノンのサイトで配布してる値札(フォロワー様がXで紹介して下さったのを使用させていただきました!)

自分なりに色々考えてやりました。お花を飾ったり緑のテーブルクロスを使ったりして霊獣の世界観っぽく出来たのは良かったと思います。
ちなみにテーブルクロスと値札以外は全部百均グッズです笑 値札も無料ですね(ただ普通紙で印刷したので組み立て時にへにょへにょになってしまった…反省点)。

準備をしっかりしたおかげか開場前は結構余裕があり、隣のあるめざさんと新刊の交換をしてお互いに読んでました。相剣とエジルちゃんのお話面白かったです!(最近相剣握り始めました)
また開場後、持ち場離れるときに留守を預かって下さりありがとうございました!おかげで欲しい新刊が買えました!

◆そして開場

12時、いよいよ開場。壁サークルの方にいっぱい人が流れていく。壁サークルの方に何人か相互フォロワーさんの方がいらっしゃって、開場後しばらくして落ち着いたら挨拶がてら新刊を…と思ってましたがこの時点で後悔(案の定新刊一つ買い逃しました😢)。
本の売れ行きは…正直知り合い以外には5部ぐらい売れれば良いかな~と思っていたのですが割と多くの方に手に取っていただけました!霊獣の人気すごい…。
10部しか刷っていなかった「あしたをてにして」の方は開場1時間半程度で完売…!(まだ到着してないフォロワーさんに在庫残ると思いますよ~ってホラ吹いて申し訳ない…)
終わりごろには「純喫茶アペライオ」の方も残り僅かとなり、最後にしぶとく1部残っていましたが最後に強謙打ち上げ主催のミフトさんにお買い上げいただき、完売となりました(パックの差し入れもいただきました!)。手に取っていただいた皆様方、ありがとうございました!!
CSで霊獣使って実績残した方や、前にアロマファン限定のオフ会に参加した時ご一緒した方にも来ていただいて嬉しかったです! やはり普段から積極的に交流はすべき…!

自分のところ以外の様子では、今回はコスプレイヤーさんの数が凄かったです!ブース開場歩いていたら完成度の高いエクソシスター・イレーヌが居てびっくりしました! エアーマンの方もX上では良くお見掛けしておりましたが実物見るともっとすごかった!あと個人的に印象に残ったのは迷宮兄弟の兄をやっていた方です笑
ブースから壁サーの方を見たらウィン、ウィンダが姉妹で同人誌を売っているのも驚きでした。ウィンダはミフトさんの売り子の方で、ウィンのコスプレはなんといつもお世話になっているみずたまさんご本人でした!ブースにも遊びに来ていただき&差し入れもいただきありがとうございました~!

その後会場はデュエリスト交流会の方に移りましたが、自分は参加しないのでミフトさん主催の飲み会に備えて下のタリーズで休憩しました。
飲み会では色々な方とお話できて楽しかったです!ビンゴ大会もあり、なんと自分は見事ビンゴ当選しましたw 景品は今年のレアコレか1月の新弾でしたが、自分は「レラちゃんが入っている」という理由で迷わず新弾を選びました。

ディアベルゼ、アプレンティス、ヴァルドラスのシク、そしてレラちゃんが入っていた当たり箱でした! ありがとうございました!!!

その後は解散!(一部の方はカラオケにて二次会でデュエルに向かったとのことですが流石に疲れたので帰宅…) 帰りは生憎の雨でしたが無事帰宅出来ました。お疲れさまでした!!!

◆反省点

初参加なりに概ね無事に終えられましたが、次回参加時は以下のような点に気を付けるべきだな~と思いました。

・売り切れに備えておく

まさか売り切れるとは思って無かったので売り切れ用のポップなどは用意しておらず、また「あしたをてにして」の方は明らかに部数が不足しておりました。申し訳無いです。
当日はスタンドのサイズに合わないA4のペラ紙に「売り切れました」と書き置きして対応する羽目に…余裕なくてテンパってたとはいえこれは酷い😭

・コインケースは頒布物の金額に合わせて用意する

今回は1~500円玉すべて収納でき、お札も入るタイプのコインケースを用意していったのですが…今回の頒布物は100円&200円だった上、釣銭の無いようにご用意してくださる方ばかりだったので正直100円用のコインケースで良かったなぁと…
買った奴が場所取って目立つ上に、蓋が固くて使いづらかったので次回似たような価格設定にするときは100円&500円用のを用意しようと思います(お隣のあるめざさんが使用されておりましたが、使いやすそうだったので…)
逆に1000円単位のお値段になる場合はお札も入るタイプにした方が良いのかな、と。状況に応じて使い分けですね。

・簡単で良いのでイラストを描けるようになりたい

開催中に運営様宛の寄せ書きが回ってきたのですが、皆様がイラストを描く中私は全く描けないので文章にて寄せ書き。しかし書くのに時間が掛かり、何より一人だけ文章なので浮きっぷりが…字も汚くて誠に申し訳ないです。
一人あたり持ち時間30分ですが絶対超過してました😭 来てくださった方への応対も同時並行だったとはいえこれは酷い。
次回の申し込みはもうすぐそこ(5/18)に迫っているのでサークルカットには反映できなさそうですが、イベントの日までにはせめて何か描けるように…!

・同人誌のサークル名は良く確認する。

それな。

◆おわりに

というわけで、初の同人イベント参加で濃密な1日を体験できました!日頃溜まっている霊獣への思いを同人誌という形で皆様に共有出来てとっても嬉しかったです!
次回の強謙も開催が既に決まっているみたいなので、また新刊を作って是非参加したいです! またレラ&ウィンダ中心の本になると思われますが…でもウェンちゃん&ピリカちゃんの幼女コンビのお話も書いてみたいですね。あと女の子だけでなくカムイ&アバンスのおじいちゃんコンビの話も…妄想は尽きないですね!

最後に…ブースを訪れてくださった方々、協力してくださった方々、差し入れを下さった方々、イベント及び打ち上げ企画に携わった方々、本当にお世話になりました!!!
次回のイベントでも宜しくお願い致します!!!


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