あまやどり出版は５月１９日（日）開催の「文学フリマ東京３８」に出店することになりました。場所は第一展示場C-13です。

今回は旧作品に加え、新作絵本を持っていきます。
なんと「死」をテーマにした大人の絵本です。早速内容をご紹介します！

魂の旅路を追う。大人の絵本『私が死んだ後で』

あらすじ

絵本『私が死んだ後で』は、死後の世界を描いた物語です。主人公の咲は17歳の高校生。
四十九日の間、死後の世界の案内人・死神斉藤マークスと共に、咲は大切な人々の元を訪れながら、なぜ人間は生き死んでいくのか、その理由を知る旅に出ます。

この物語が生まれたきっかけは、作家であるたまこの友人が癌にかかったことです。「もう長くはないだろう」と感じたたまこは、死に直面する友のためにこの物語を書き、その友が参加した朗読会で読み聞かせを行いました。

「ある意味、私はとても残酷なことをしていたと思う」
「それでも、どうしても彼女に伝えなければならなかった」

その後、たまこがSNSでこの物語をシェアしたものを私が読み、たまこと二人でこの物語を絵本にする試みが始まったのです。

作家・たまこ　はどんな人物か？

たまこ（前川珠子）

シャーマンの血筋に生まれ、大自然の中で育つ。
強めのサイキック&エンパス。能力をコントロールできず，困難な前半生を送る。
幸福な出逢いに恵まれ，克服。 後セラピストとして独立。
震災、家族との別れ、過酷な時代の流れの中で、絵や文章を書き、音楽を奏で、未来を夢見ながら、多くの人々と愛を学んでいる。

詳細は、彼女の個人ブログ【artandlove☆もんもく日記２】をご覧ください。

世界初！？　３Dお絵描きツールMultiBrushで絵本を作る

先ほどから掲載している光あふれるイラストはAIで作ったわけではありません笑　VRゴーグル（Quest）を被って３D空間の中で自由に絵を描いたものを、後で「撮影」した写真になります。

ちなみにMulitBrushはこちら。

今回はたまこと私、二人で絵を描きたかったので有料ツールを購入しました。とはいえ、一人で描くなら無料のOpenBrushという上位互換ツールがあります。最初に試すならこっちが断然おススメです（機能も豊富）。実際、撮影をするときはOpenBrushにデータを移管して調整しました。

今回は物語を心に置きつつも、自由に伸び伸びと描くことだけを考えました。面白いことに、二人で描くとお互いに考えていることが何となく伝わってくるんですよね。そこに触発されてまた絵が変わっていく…ということを何度か繰り返し、吐き出し切ったところで完成としました。

その後数日経ってから、私はこの世界に再度足を踏み入れ、写真を撮って歩きました。
できあがった写真と物語を一緒に眺めていると、描いているときはよくわからなかったつながりが徐々に浮かび上がって見えるようになりました。そして光で構成されたこの世界こそ、具体的な絵では伝えきれないものを伝える「絵」になっていることを確信したのです。

ちなみにこうした画像データは、これまでは解像度が足りなくて紙に印刷できませんでした。ですが最近のAIの急進化のおかげで、紙の印刷に適している350dpiまで、絵のイメージを損なうことなくデータを拡張することができるようになりました。Thanks to AI!　Smooch!!

そしてMultiBrushのような３Dお絵かきソフトで描いた絵本って、ひょっとして「世界で初めて出版された」んじゃないかな？？　って思っています。知らないだけかもなので、どなたかご存知でしたら教えてください～！

オンラインでも販売決定！

文フリでお披露目する『私が死んだ後で』ですが、５月８日～オンラインでも販売がスタートしました！

価格は2,500円（税別）とちょっとお高いですが、その代わりにきちんと製本された絵本らしい絵本が届きます。サイズはA4です。美しいイラストが存分に味わえる仕様です。しかも注文いただいてから製本をするため、発送までに１，２週間かかるという本格派です！（書きながら興奮）
ちなみに電子書籍も同時発売です。

絵本の購入先

■直販サイト販売ページ（送料無料）

■Amazon販売ページ（送料400円）

■Amazon Kindle販売ページ

「文学フリマ東京３８」でお待ちしております！

ここまでお読みいただきありがとうございました！　
５月１９日（日）は文学フリマで皆様のお越しを首を長くしてお待ちしております。ぜひ実物を手に取ってもらえたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします！

【文学フリマ東京３８】
開催日：５月１９日（日）
開催時間：12時～17時
入場料：大人1,000円（18歳以下無料）
場所：東京流通センター 　第一・二展示場
あまやどりブース：C-13（第一展示場）

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