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YAMI大学深呼吸学部 卒業文集

「2020年、コロナパンデミックが発生。コロナは社会的現象である。その現象の中で、未来に向かう本質的な動きは何か。もっとも時代的なテーマは何か。それはzoomであった。それまで、単なる社会的なソリューションであったが、時代の仲間とつながるホットポイントに見えたのである。深呼吸学部を呼びかけた。」
時代とともに疾走し続ける橘川幸夫が始めたYAMI大学深呼吸学部に集まったのは、様々な経歴をもつ個性的なメンバーでした。
2年間100回にわたる授業を経て、学部生26名が何を得たのか、どんな変化をして卒業したのか。各自の視点で書かれた卒業文集がついに完成しました。

もちろん私もこのメンバーの一人です。
コロナをきっかけにVRにはまったり、AIで遊んだり、自分で本を出版したりとあれこれ始めていますが、そもそものきっかけは深呼吸学部でこれまで出会ったことのない人たちと友達になった、というのが大きいです。
そして友達になるために、先生役の橘川さんが様々な雑務(?)を生徒に押し付けてきました。ラジオを編成しろとか、本を作れとか、雑誌を作れとか、学会を作れとか、音楽をやるぞとかとかとか(ありすぎて忘却)。。。
これまでプロじゃないとやったらいけないんじゃないの?と思っていたような枠組みが、橘川さんによって「そんなもんはこの社会のごっこ遊びなんだから、ぶっ壊していいんだよ!」というノリと勢いで解体されていったのです。
そしてこんな無茶振りをバンドという体裁で集められた仲間と一緒に、うんうん悩みながら作り上げていく。。。
友達になったのは、その苦労を共に越えたからですね。「同じ釜の飯を食う」ってあるじゃないですか。まさにそれをやった感じ。
そしてこんな経験がZoomだけでやれてしまった、というのもすごい話です。コロナで外出制限があったからこそですが、それでもオンラインだけでこんなに深い関係性を築けるとは、思ってなかった。

というわけで、2020年というタイミングでなければ始まらなかったし、終わらせることもできなかった。
そんな実験教育の成果を、各生徒の総括で垣間見ることができるのがこの一冊。

ぜひご一読を!

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