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抹茶ミルク (深呼吸BOOKS 1)

「あまやどり出版」から出したわけではないのですが、『抹茶ミルク』は、私が初めて書いた掌小説です。深呼吸学部に所属しているときに執筆したのですが、クラファンで本にしようという動きになり、2021年に出版されました。

もともとは学部の授業の一環として始まったんですが、短編でも1冊書ききったのが私が初めてだったことから橘川さんが興奮ww 
「おい! クラファンで本として出版するぞ!」
という、冗談でしょ?的なノリですべてがスタートしてしまいました。

最初はこの本に上げている文章のせいぜい半分くらいの分量でした。それは今でもnoteで読むことができます(オカキのnote)
とはいえ、私が書いたものでもありますし、次の小説を書きながら振り返ったりもしているので、最近は「あまやどり出版」でも、当時の原稿を毎週1章ずつアップしています。よかったら読んでみてください。まあ、つたないですがww

それで、最初の分量から2倍くらいに増えたのですが、これは私一人の力ではできませんでした。というのも、最初の原稿を同じ学部の仲間に読んでもらって、感想をいろいろもらったんですね。そうしたら、返事を書きたくなったんです。
「このみっちゃん、まっちゃんというおじさんコンビの人生は、実はここに来るまでにこんな話があってね…」
「お母さんが主人公をあまり好きじゃないのは、こういう理由でね…」
など、最初主人公目線で描き切っていた話を、他の人の人生についても紹介したくなったんです。で、返事を書いていたら、えらい増えたと。

その結果、章ごとに語り手が入れ替わるようなことになってしまい、全体では主人公は和志と決まっているのに、別の人のオムニバスが挟まる、という読者に優しくない展開になってしまいました。。。
初小説だけに、そこを手直しする力量もなく。クラファンのリターンを作るのに忙しくて時間もなく…(Tシャツ、キーホルダー、クリアファイルなどデザインからみんなでやったりしてまして)。

そんなこんなで完成した小説です。なかなか思い出深い1冊となりました。
もし物好きな方がいましたら、そのドタバタの雰囲気も感じながら読んでいただけると嬉しいです。

販売はAmazon(紙・電子書籍)とディスカバー21(電子書籍)で行われています。


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