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ambrが注目するメタバース最新ニュースまとめ【2023年11月1日】

こんにちは、株式会社ambr PRチーム伊藤です。

今回もambrがピックアップする最新のメタバース・VR関連ニュースをお届けします。



英グラスゴー大が「バーチャル博物館プロジェクト」開始。イギリス政府から約10億円を獲得

グラスゴー大学は、スコットランド国立博物館や他の法人と協力して、560万ポンド(約10億円)の予算をかけて「バーチャル博物館」の開発を始めました。このプロジェクトはイギリス政府の振興プログラムによって支援され、スコットランド文化に焦点を当てたバーチャル博物館の制作を目指しています。このバーチャル博物館では、通常展示されていない博物館の収蔵品へのアクセスが可能となり、キュレーターはバーチャル環境を利用して新しいストーリーテリングの機会を提供できるようになります。グラスゴー大学は、このプロジェクトによって高品質かつ手頃な費用でのVRコンテンツ制作の実現を目指しています。

バーチャル博物館の開発は、文化財へのアクセスを増やし、より多くの人々に教育的な機会を提供する一環として非常に価値があります。特に現地へのアクセスが困難な人々や、費用的な制約を抱える人々にとって、このプロジェクトは大きな恩恵をもたらすことでしょう。

バーチャル博物館の制作には技術的な課題が多く、十分な品質と価格で提供するためには継続的な努力と革新が必要です。このプロジェクトが成功すれば、教育と文化の分野で新しい標準を設け、バーチャル技術を利用した学習体験の可能性を広げることが期待できますね。


小学館はVRを活用した バーチャルエンターテイメント事業 に参入 ~VIRTUAL LIVE ARENA (VLA)プロジェクト始動~

小学館とLATEGRAが本格VRでエンターテイメント体験ができるバーチャルライブアリーナを共同開発しました。

人気漫画『塩対応の佐藤さんが俺にだけ甘い』のVRコンテンツが年内にリリースされます。ユーザーはVRを利用して作品の世界に没入し、キャラクターとの交流や印象的なシーンの再現を楽しむことができるとのことです。

この取り組みはデジタル技術を活用して新たなエンターテイメント体験を提供しようというもので、漫画業界における革新的な試みと言えるでしょう。小学館の豊富なコンテンツとLATEGRAのXR技術が融合することで、ユーザーに高品質なVR体験を提供することを目指しています。

「ガンダム」や「進撃の巨人」など、漫画やアニメ作品とメタバースのコラボレーションが増えてきていますが、出版社がプロジェクトを行うことで、今後様々な作品のメタバースコンテンツが期待できます。
この取り組みが成功すれば、他の出版社や作品への応用や漫画・アニメ業界全体の変革を促進するきっかけとなる可能性があると感じています。


こどもの視点ラボ©️のVR体験「4mの大人たち」に怒られる!?

「こどもの視点カフェ」は、子供の視点で世界を体験することができる施設であり、ここでは巨大化した食べ物や飲み物を提供しています。さらに、子供が日常で感じる「頭の重さ」や「重すぎるランドセル」などの体験を提供する常設展示もあります。ここで特に注目されているのが、「4mの大人たち」というVR体験で、これは子供が大人に叱られる際の恐怖を大人自身が体験できるように作られたものであり、以前の「こどもの視展」で非常に好評を得た展示の一つです。このカフェでは、子供の視点を理解することで、子供たちが安心して健康に生活できる社会や、平和な社会づくりへの理解を深めることを目指しています。

「こどもの視点カフェ」及び「4mの大人たち」のVR体験は、親子関係の強化と社会全体の子供への理解を深めるための斬新で有益な取り組みです。大人が子供の視点を体験することで、子供たちの感じている不安や恐怖を実感し、より思いやりのある対応をすることが期待されます。このプログラムは、教育者や他の大人たちにも洞察を提供し、子供たちの世界をよりよく理解する助けとなるでしょう。


岡山大、LGBTの子供・若者向けメタバースを開発

岡山大学はLGBTの子供・若者の孤独を解消するため、メタバースを使用した交流システムの開発を発表しました。このプロジェクトは、「にじーず」の協力を得て、オンライン上で安全にコミュニケーションを取れる場を提供することを目指しています。最近の調査では、多くのLGBTユースが自分の性的指向や性自認について家族と話すことができず、自殺を考えたことがあると報告されています。この交流システムを通じて、彼らが孤独を感じることなく、安心して自分自身を表現できる場を提供することを目指しています。

プロジェクトは国の補助事業にも選ばれ、社会的な課題に取り組む重要な一歩となっています。

LGBTや様々な問題から、現実世界を生きづらいと感じている若者にとって、オンライン上でのコミュニケーションは見た目や自らの境遇などを全て開示せずとも行える点から、安心できる環境であるといえるでしょう。またネットの世界では多様な人間が住む場所関係なく集まることができ、ネット上を居場所と感じる人を生む理由の一つと言えるでしょう。
一方で、安全という部分ではインターネット黎明期から問題視されています。特に未成年などにとって、問題が起きた際の影響は大きく、このような取り組みでどのような人でも安全に安心にオンライン上に居場所を見つけられるようになるのではと期待が高まります。


バンクーバーで没入型展示 国際宇宙ステーションをVR体験

「Space Explorers: The Infinite」は、VRを使って国際宇宙ステーション(ISS)内部を体験できる展示で、11月15日からバンクーバーで開催されます。このプロジェクトはFelix & Paul StudiosとTIME StudiosがNASAとISSの協力のもとに製作し、過去にも様々な都市で展示されています。参加者はVRヘッドセットを装着して、宇宙飛行士になった気分でISSを探索できるようになります。360度映像を通じて、まるで本当に宇宙にいるかのような感覚を味わえるとのことです。

この展示は、宇宙への興味を持つ多くの人々にとって、新しい扉を開く体験となるでしょう。VR技術の進化により、地球上からでも宇宙の魅力を体験することが可能になり、宇宙飛行士の目を通して宇宙を感じられます。このような技術が一般の人々にも開かれることで、宇宙への関心がさらに高まり、将来の宇宙探索に対する理解と興奮を深める手助けとなることでしょう。VR展示は、宇宙を身近に感じさせ、宇宙への夢を育む素晴らしい機会を提供してくれます。


anywhere café(運営:株式会社 G1 company)は、VRChat Inc.とパートナー契約を締結。メタバース体験&セミナー、VRゴーグル体験やVRイベントを古民家カフェにて開催。

株式会社G1 companyが運営する「anywhere café」は、VRChat Inc.とのパートナーシップを結びました。
「anywhere café」は、古民家でのドリンク提供とともに様々なバーチャル体験を提供する施設で、世界で初めてメタバース(VRChat)を体験できるカフェです。また、実店舗だけでなくVRChat内にもバーチャル店が存在し、リアルとバーチャルを融合したイベントの開催が可能です。
パンデミックや環境問題への対応として、バーチャルツーリズムの可能性を探求し、ユニバーサルツーリズムの実現を目指しているとのこと。
日本の古民家は海外からの観光客にも人気であり、日本特有の情緒や雰囲気を味わうことができます。

移動が困難な方だけでなく、世界中から古民家文化を味わうことができるというこのカフェの取り組みは、観光業界に新しい風を吹き込む可能性を秘めていることは間違いありません。これからの展開に注目したいと思います。



最後に、ambrでは法人向けに仮想空間の設計・構築・運営を行なっています。

VRやメタバースにご興味をお持ちの企業様へのソリューションのご説明、お打合せ等も行っております。ディスカッションベースでのお打ち合わせも可能です。

どうぞお気軽にお問合せください。


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