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ドライフラワーを

買うことにしたのである。

日も落ちた会社の帰り道、この街にしてはいやに綺麗なライティングの店があり気になって仕方がなかったのである。

花屋さんなのである。

写真に撮りたい。しかし車だけが通り過ぎていく人通りのないこの場所で、カメラを構える不審者になりたくない。(笑                 でも撮りたい。綺麗な写真が撮れそうな気がする。

そんな葛藤を抱きながら何週間か過ぎている。だが今日は結論を出した。

「そうだ!。何か買って撮影許可をもらおう。」

宗教上、嘘偽りなどで何か負い目を感じることは苦手で下手くそである。(笑  簡単なことだ。こんな葛藤を抱え続けていても何の得にもならないしさっさと進もう。我ながら心の中の気持ちの筋が通った。 

「今晩は~。」

店に入るとお客さんが2人いた。待ちながら中を見回すと驚いた。外からだけでなく中も非常に良いのである。これは絶対に撮りたい!。高まる気持ちの中何か買うものを探す。

前の若い男性客が頼んで見繕ってもらった花を受け取って店を出て行ったのであるが、何故か戻ってきた。そして花の名前の説明を求めて再びの会話。

なんだろう?若い女性の店員さんに気でもあるのか?そんな雰囲気。私はこの店に気がある。(笑

やっと自分の番が来て品物を差し出しながら

「なんかいろいろ洒落ていてセンスがいい感じですね。店内のセッティングとか誰がやってるんですか?」

などと聞くと、

「店長がライティングの勉強をしていてみんなでセッティングをしました。」

「趣味で写真をやっているんですが、写真を撮ってもいいですか?外からのライティングがとても綺麗だったので写真を撮りたいと思ってたんですよ。」

「ええ、いいですよ。何か買わなくても何時でも撮りに来てください。」

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「とてもいい感じですよね。写真を始めたばかりですけど。(笑」

「(笑」

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「どうもありがとうございました。また来るかもしれません。(笑」

「ありがとうございました。」

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続くかもしれない。(笑

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