Waves (VST2/3)がロードされない

相性きつすぎませんか?

症状

 Waves V12/V11をDAWからロードしようとした際、一瞬起動動作(ポインターがWavesアイコンになる)をするものの、特にエラー画面等も出ずロードに失敗し何も表示されない状態となる。

 Waves CentralからのRepair、Waves本体の再インストール(レジストリ・ApData/ProgramDataのクリーンアップ含む)、ライセンス認証の解除/再認証で改善しない。

 複数のDAW(Studio One 5 / Cubase Pro 11)で発生。


原因

 Waves Centralが内部で使用する、Microsoft Visual C ++ Redistributable (再頒布可能パッケージ)のバージョン相性問題。

 Visual C++ Redistributable はWaves以外のソフトでも幅広く使用されており、何かのソフトをインストール・アップデートした際などに予期せずバージョンが変わってしまうことがある。


解決策

 Microsoft Visual C ++ Redistributableを手動でアンインストールし、Waves Centralが指定するバージョンを再インストールする。

1. コントロールパネル→プログラムと機能から、「Microsoft Visual C++ XXXX Redistributable」と名前のつくものを順番にすべてアンインストールする。この際、Windowsの再起動を要求された場合都度再起動を行う。

画像1

2. スタート→ファイル名を指定して実行から、「C:\Program Files\Waves Central\resources\res\external\Redistributables」を開く。

3. それぞれ、2005/2008/2012/2013/2015と書かれたフォルダの中のインストーラを順次実行しインストールする。
2021/10/15現在、Waves Centralに同梱されているバージョンは下記の通り。
 2005: 8.0.61001 (x86のみ)
 2008: 9.0.30729.6161
 2012: 11.0.61030 (x64のみ)
 2013: 12.0.30501
 2015: 14.23.27820

4. 一度Windowsを再起動後、使用しているDAWからWavesプラグインをロードし、症状が解消され正常にロードされることを確認。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?