竹原ピストルに歌ってほしい #5
【迷惑なんだよ】
「『迷惑かけたな』って、照れくさそうにお前が言うけど、お前の迷惑は今に始まったことじゃねーし。
だいたい知り合ってこのかた、迷惑だらけじゃねーか。
迷惑じゃねえお前を俺は見たことがねーし。
でもな、正直に言うと、俺はお前の迷惑が嫌いじゃないんだ。
どうせ誰かは誰かの迷惑なんだ。どれだけ迷惑をかけないように気をつけても、人は所詮「迷惑モン」をヤメられないなんじゃねーか?
『迷惑なのよ』って、結構マジでお前は言うけど、俺の迷惑は今に始まったことじゃねーし。
出合った頃は、俺の迷惑を喜んでくれたじゃねーか。
迷惑じゃねえって言うお前を見てたかったんだ。
でもな、正直に言うと、俺はお前の迷惑を今でも嫌いじゃない。
どうせ誰かは誰かの迷惑なんだ。どれだけ迷惑をかけないように気をつけても、人は所詮「迷惑モン」をヤメられないなんじゃねーか?
『迷惑なんだよ』って、誰かが誰かに言うけど、人の迷惑は今に始まったことじゃねーし。
生まれてこのかた、お前だって迷惑だらけじゃねーか。
迷惑かけてない子供なんて俺は見たくねーし。
でもな、どこかにお前の迷惑を喜んでくれる人がいたんじゃねーか。
どうせ誰かは誰かの迷惑なんだ。どれだけ迷惑をかけないように気をつけても、人は所詮「迷惑モン」をヤメられないなんじゃねーか?
迷惑モンと迷惑モンが、生きていくためには、お互い様とお互い様の緩衝地帯が必要なんじゃねーか?
どうせ、俺もお前もあんたも皆んな、迷惑モンなんだし。」
という主旨の歌を、このギスギスした時代に、「言葉のアナーキスト」竹原ピストルに歌って欲しいと思うのは私だけじゃないはずだ。
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