竹原ピストルに歌ってほしい #4

【正義の仮面】

「正しいか正しくないかって言ったら、そりゃーお前のほうが、多分正しいだろうよ。

そもそも見たことも触れたこともない事を、正しいとか間違っているとか俺には判断できないけどな。

正しいか正しくないかって言ったら、そりゃーお前のほうが多分正しいだろうよ。

でも、正義の仮面で顔を隠して、パワースーツの隠れ蓑で悪人と戦っても、俺には弱い者いじめにしか見えないけどな。

正しいか正しくないかって言ったら、そりゃーお前のほうが多分正しいだろうよ。

でも、天罰だって神様づらして、他人を裁くお前はそもそも何様なんだよ。

絶対って言うお前の言葉の賞味期限はどれだけなんだよ。

許せないって言うお前自身は、どれだけ人に許されて来たんだよ。

人類はどれだけ恥と常識の上塗りをして来たんだよ。

正しいか正しくないかって言ったら、そりゃーお前のほうが正しいかもしれないと、俺も思うよ。

でも、そう言う話じゃなくて、人のためか自分のためかって話をしてるんだ。

デリカシーもシンパシーもない正義の切れ味は、一度は自分の身を切って、身にしみないと危険だって話をしてるんだ。

そろそろ、正しいか正しくないかって言う話じゃない話をしようぜ。」

と言う主旨の歌を、隣の子供がうるさいから懲らしめるために人を刺すような人間が増えているこの時代に、「ホントの言葉の伝道師」である竹原ピストルに歌ってほしいと思うのは私だけじゃないと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?