昨日までの人生がすべて褪せて見えるような恋を#8/23

してます…ここ一ヶ月は生活とからだと心のすべてをそれに支配されてついぞ他のことなんて考えているひまがなかった。あっ、noteに書きたい、と思うことがあってもジェットコースター並みにこころがアップダウンを繰り返していて、落ち着いてことばを残す余裕がなかった。
もう衰えていく一方の体に、初めて感じる気持ちが爆発的に増殖する恐ろしさと気持ち悪さ。

ムーミンの物語にこんな言葉があって、なんでか私はそれを知っていた。初恋みたいな気持ちだ、ってメッセージが来たから、私は知ってる?ってそれを送った。

「初恋は、これが最後の恋だと思うし、最後の恋は、これこそ初恋だと思うもの。」

滑稽だ、本当に滑稽。誰にも理解されない、誰にも明らかにできない、誰にも祝福されない、そんな気持ちに私たちは「初恋」と名前をつけた。いつかどちらかがどちらかを放り出すだろう、そんな予感と切っても切り離せない、そんなふたりなのに。

その日はトーベ・ヤンソンの誕生日でもあった。
本当に偶然、ぜんぶ本当に偶然なのだ。

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