スーパーに行って買う食べ物の基準

近所のスーパーに行く。
食品売り場でさて何を買おうかと考える。
本当のところ、心底食べたいものは無い。
お寿司だろうが、チンジャオロースだろうが、美味しいものは一通り食べた。
平和な時代と言えばそうだし、飽食の時代と言えばその通りだろう。
さて、困った。
何を食べよう。
そんな時に判断基準になるのが、今日死ぬとなったら、何を食べておきたいのか、という事だ。
死刑囚は最後の食事で希望を聞かれるそうだ。確かめたことはないが。
そんなつもりになって、棚の間をうろうろする。
大抵は、子供の頃に食べた駄菓子をかごに入れる。
あと、苺。
晩御飯を買いに来たのにこれである。
仕方ないので、帰りに隣のテイクアウト寿司店で一番高い盛り合わせを買う。
本当は寿司なんかどうでもいいのだが、死ぬとあってはいいものを食べておこうと無理して買う。
毎日、これのくり返しである。
え、栄養が偏らないのかって。
エビオスとビタミン剤とマルチミネラル剤をたくさん飲んでいるので、大丈夫です。