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不倫で友情が壊れた話

タイトル通りであるが、自分の中でとても悲しくて何が正解だったのかわからない気持ちをツラツラと綴っていきたい。

10年以上の仲である、親友と呼んでも過言ではない友人が不倫をしている。
詳しくは書かないがよくある不倫話である。
既婚男性と未婚女性。
初めは他人の人生、いくら友達と言えど口出ししても意味は無いと思いつつも、やんわりとやめたほうが良いのでは?というスタンスで話を聞いていた。
話を聞き始めた頃は、彼の良いところ、好きなところ、こんなことをしてもらった、幸せだった。でもやっぱり相手が既婚者であることが辛い、罪悪感もある。惚気9割、愚痴1割という感じだった。
しかし月日が流れるに連れ、嘘をつかれた、時間を使ってくれない、お金を使ってくれない。圧倒的に愚痴が増えてきた。
愚痴が増えてきた頃には、話を聞き、アドバイスをする側の私も少し疲れてきていた。正直心の奥底に、そんなの不倫するような男なんだから分かりきってたことじゃないか……という気持ちがあった。

「そんな男といて幸せか
独身でもっといい男は沢山いる
仮に今の相手が既婚者じゃなかったとしても、あなたのことを大事にしているとは思えない
もっと素敵な人を見つけて欲しい
そんな男はあなたに相応しくない」
所謂、傷つくあなたを見たくない戦法で別れを勧め始めた。でも効果なしだった。
その場では、そうだよね……離れなきゃだよね……という言葉を聞けるが、結局不倫相手と話し合い、関係を続ける。それを幾度と繰り返していた。
相談を受けるたびに私も真剣に考えた。大事な友達だからこそ、彼女の納得行く形で関係を終わらせて欲しかったから、彼女に寄り添いつつ、如何にリスクがある行動なのかを伝え続けた。
時にはキツイ言葉を投げかけたこともあった。
それでも彼女は相手を"待つ"という選択肢を取り続けた。
つまり私が彼女の為を思ってあれこれとかけた言葉やすり減らした精神は全て無駄だった。
そうして限界が来た私は、友達を一旦やめさせてほしいと連絡をした。

不倫なんて当人同士の問題だから友達を辞めるほどのことではない、と最初は私も思っていた。
彼女の良いところを沢山知ってるから、大丈夫だと思った。
でも不倫を始めた彼女にとって、私の言葉が価値を持たない物だと気づいてからとてもとても悲しくなった。
私の判断は正しかったのか。もしくは寄り添い続けたほうが良かったのか。
何が正解かはわからないけど、彼女が不倫をやめてまた私達が仲良くできる未来があると信じたい。

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