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『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の続編が突如公開!!

「Battle at Big Rock」

2018年に公開され世界中で大ヒットした『ジュラシック・ワールド/炎の王国』の続編が突如YouTubeにアップロードされ、既にYouTube上で話題になっています。「Battle at Big Rock」という約8分ほどの短編映画で監督はジュラシックワールド1作目と現在最新作を撮影中のコリン・トレボロウが監督。アメリカ本土に上陸した恐竜たちと、キャンプに訪れていた家族が偶然出くわしてしまうというストーリーです。

現在撮影中の「ジュラシック・ワールド3」は2021年に公開予定、フランチャイズを制作するユニバーサルは21年の公開に向けて「ジュラシック・ワールド ユニバース」を構築していると言われております。

短編「Battle at Big Rock」は下記から視聴可能です。

短編を使ったバイラル・マーケティングの達人、リドリー・スコット監督

このような短編プロローグは、ハリウッド映画のバイラルマーケティングの手法として最近使われており、一番多用しているのはおそらく映画界の巨匠リドリー・スコットでしょう。

2012年に公開されたエイリアンシリーズのプロローグとなる「プロメテウス」でも公開前に同作の”プロローグ”である短編が公開されました。

短編には本編にも出演しているマイケル・ファスベンダーやガイ・ピアースも出演しています。(本編を視聴している人であればガイ・ピアースの外見に疑問を思った人もいると思いますが、このプロローグを見ればその謎が明らかになります。)

そして2017年に公開されたプロメテウスの続編「エイリアン:コヴェナント」でもプロメテウスとコヴェナントの間の時間軸をつなぐ短編が公開されています。

リドリー・スコット監督の火星を舞台にした「オデッセイ」も公開前にAres:Liveというユーチューブアカウントを開設、火星から送られてきたビデオログという設定で複数の短編を公開しました。

このように短編作品を映画本編の公開までに次々とリリースすることにより、ファン層の拡大&既存のファンに対してのコミュニケーション方法として有効です。これは映画だけでの手法でなく、最近ではミュージックビデオでも本編のMVに付随し様々な関連動画をアーティストがアップしファンとコミュニケーションを行なっています。

1本のメイン動画+複数サブ動画コンテンツ公開が主流

アリアナ・グランデのMV「thank u, next」はユーチューブで4.2億回再生されたモンスタービデオですが、そのMVのメイキングビデオも公開されており(それも3パートに分かれている)メイキングビデオでされ400万回以上再生されています。

昨今、MVやCMを一本作るために膨大な予算がかかる中、予算内で出来るだけ多くのサブ動画コンテンツを制作する需要はさらに高まっていくと考えられます。

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