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97番 来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに やくやもしほの 身もこがれつつ

来ぬ人を まつほの浦の夕なぎに
やくやもしほの 身もこがれつつ

権中納言定家

訳:松帆の浦の夕凪の頃に焼いている藻塩のように、いくら待っても来ない人のことを想い、わたしの身は恋焦がれているのです。

決まり字「こぬ」



権中納言定家は藤原定家のこと。
まさに小倉百人一首を選んだ歌人。

今回このnoteを書くにあたって100番(順徳院)99番(後鳥羽院)と遡ってきていて、
撰者の主君とその息子が最後におかれたこの並びと、
97番には撰者自身である藤原定家の句。

そうなってくると、この間に位置する98番目の句を詠んだ人物家隆とは…?
というところに興味がわいてしまった。


おそらく小倉百人一首クラスタの方々には、当たり前のポイントというか学んでいてしかるべき事項なんだろうと安易に想像ができるけど……

あらためて勉強していると、こんな風に興味が派生していくことを実感する。
(大人になってから学び直しとして、見守ってください。)

定家と家隆は並んで評された歌人。
二人とも新古今和歌集の撰者の一人で、互いを高く評価していたとのこと。
それはこの並びにも表れているのかなと…。

…と調べたての知識は軽く書くに留めておきつつ、この二人の関係性に興味がわいてしまったので、じっくり調べたいと思います。


子どもの頃から好きだった小倉百人一首を忘れないように、かつ決まり字も覚えてみたいということで始めたnoteだけれど、こんな風にどんどんと興味が派生して面白い。

ここは情報を提供する目的で書いていないので、自分で調べてただ感想(らしきもの)を書いて終わるだけだけど。
でも書くことで学びになっていて楽しい。

ただ知識不足すぎて書く文量よりも調べる時間の方が長くなる。ので更新も遅い。笑


まあ自己満、自分のためのnoteなので、次回ものんびりと更新します。

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