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好奇心のための勉強。開き直って今年も学び直し。


「そんなこと勉強して何の役に立つの?」
「それ何のために勉強してるの?」
大人になっても言われたし、そして自分自身にも何度も問いかけてきた疑問でした。

ようやっと、面白いし、なんか勉強したいから勉強するだけだ、と堂々言えるようになったので、いつもはX(旧Twitter)に流してる今の気持ちなんかをつらつらと書いてみます。

結論は「言えるようになったよ!」なので、ここから先はただの自分語りです。

※ここでは、”その” 勉強にどんな意味があるのかを問われているときのことだけを考えています。”勉強すること” 自体の意義について今回は言及しません。




どっちつかずの自己矛盾。学生のころ。

思えば小中学生のころから、自分の役に立つか、損か得か、勉強に対してそういう見方のできない子だった。

勉強というか新しいことを学ぶこと、主に授業がすきで、シンプルに楽しかった。将来何かしらの役に立つんだと理解しはじめても、そのために勉強する感覚はほぼなかった。

一応進学校にも通っていて、おそらく振る舞いや先生との関係などをとって優等生の部類だったと思う。ただし、興味のない教科は全然勉強せず、好きな教科だけ頑張るというひねくれでもあった。
(そもそもそういう場合優等生とは言わないかもしれない…)


進路選択でもただ自分がすきだと思う学問を選ばせてもらった。
理学部という場所は理系学部の中でも学問を深める要素の強い場所だと思っている。
(もちろん基礎研究が今後の発展に繋がっているのは当然として。)

だけど、そこから~大学以降は、ただすきなものを学問として選びとる自分に違和感も感じていた。周りの同年代が、いかに理性的に何かを選択しているかに気付き知っていったことが大きかった。

自分はどうしてもっと何かの役に立つことを目的として勉強できないんだろう。どうせならすぐ身になることを勉強しようとか、自分の得になるから勉強しようとなぜ思えないんだろう。やった方がいい勉強や資格は他にもたくさんある。でもやっぱりすきなことばかり学びたい。だけど色んなことを投げ捨ててでもすきなことだけやるのも怖い。すきなことに真っ直ぐに突き進める勇気すらない。

理性的に選択できる人も、好奇心で選択できる人も、どちらも尊敬しているがゆえに、
どっちつかずな矛盾を抱える自分にくそ真面目に悩んだ学生生活だった。
きっと若い頃はこういう悩みは多かれ少なかれあるんだろう。
自分で選択させてもらえるからこその贅沢な悩みでもある。
(仕事だったらこうはいかない。)


自分の場合、ここに2つの別の要素が関係していて

  • 自分がこれまでに構築してきた客観的イメージ(他人から見た自分)と自分の性質に乖離があったこと

  • 選び取った学問自体に挫折してしまったこと
    (これまた別の話になってしまうけれど、もっとがむしゃらに勉強しろよと今なら叱咤激励する。正直自分の脳みそじゃ限界はきていたとは今も思うけどせめてもっと頑張れと。)

この2つから、自分のこれまでの選びとり方自体に問題を感じていたんだと思う。すでに選んだものはしょうがないけど、今後の自分を変えたかったんだろうね。
(幼い頃からこうやって自分を俯瞰視しようとする癖も自己矛盾のしんどさに繋がっているけれど、これはもうどうしようもない性格。)


恥ずかしながら大人になってもその選び方は変えられない、開き直って許すしかない

すきなことだから学びたいし、面白いなと思うものを勉強する。
損か得かとかでその内容を選べない。
というのが、どれだけくそ真面目に客観視してみても、大人になっても変えられない。
(ただし仕事に入るとそれはまた別の話だけども。)

この自分のわがままとも思える部分を、20代の頃はどうしても恥ずかしくて受け入れたくなくて隠そうとしてきたけど、これだけ時間が経って変えられないものは、変えなくていい、もはや受け入れるしかない。
ようやく開き直ったと言ってもいい。

なんで他人なら好奇心だと思えて、自分ならわがままな奴だと思うんだろうか。自分を受け入れられないのもそれまた傲慢なものだ。

あの頃の自分をたくさん許しはじめている。
いやいや好奇心なんていい歳してまだわがままだとどこかでは思っているのだけれど、少しばかりはわたしを許させてくれ自分よ。これだけ長いこと許せなかったのだから。



ということで、今年も学び直しを続けます

開き直りではじまった2024年も引き続き、すきなことの学び直しを細々と続けたいと思います。
百人一首のnoteもいつになったら終わるのかというスローペースですが笑、のんびり続けつつ、すっかり抜けてしまった数学もやり直したい。

本当はプライベートでも仕事の役に立つ資格とかの勉強をした方がいい、という理性もやはりありそれはそれで。だけどどっちも選べなくって立ち止まるくらいなら、すきな方でもいいから手を動かしとけ!って少し気が楽になった感じがある今です。

そんな感じで矛も盾も受け入れつつ、バランスとりつついきます🤸


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