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99番 人もをし 人もうらめし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は

人もをし 人もうらめし あぢきなく
世を思ふゆゑに 物思ふ身は

後鳥羽院

訳:人が愛おしくも、人を恨めしくも思う。つまらない世だと思い、物思いにふけってしまうこのわたしには。

決まり字「ひとも」



色々調べてみたけれど、
二つの思うに複雑な心情が詰め込まれているようで、訳はとても難しかった…

後鳥羽院が33歳で詠んだとのことで、いまの自分とほぼ同世代のとき。

選者 藤原定家の主君である後鳥羽院の一首が99番、その後鳥羽院の息子の順徳院の一首が100番と並んでいる。
この並べ方、すでにぐっとくるものがあるけれど、もう少しこの時代のことを学んでさらにグッときたい。。


古典は好きだったけど、理系で日本史はあまり勉強してこなかったので、学び直したのしい〜

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