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個展「たのしいおまじない展」

無事終わりました〜!すこし間が空いてしまいましたが今回の展示について振り返ります!

 改めて、展示に足を運んでくださった皆さま、誠にありがとうございました。

 今回はずっとやってみたかったカスタムぬいぐるみオーダーを受け付けたのですが、めちゃくちゃ楽しかったです〜。やっぱり対面で話しながら絵を描くのはたのしいですね。似顔絵も久しぶりにやりたいな。
 こんなご時世だし、どうしても遠方の方や展示に足を運べない方にも楽しんで欲しくて、zoomでのオーダー受付もしました。ギャラリーの方のご好意でいろいろご対応頂けて、ありがたかったです。

 どういうふうな気持ちで今回頼んでくれたのかとかどんなものが好きで何をしているときが1番たのしいのかとか、そんな大人になってから改めて他人と話すことがないようなことを話せてそれもまた幼児退行した感じで楽しかったです。サンタさんからのプレゼントとしてオーダーして下さった方や、ペットのイメージ、好きなアイドルさんのイメージなどオーダー内容はいろいろで、私は誰かに対してのポジティブな気持ちを聞くのが大好きなので今回オーダー受けるにあたって好きなものの話をたくさんできて幸せでした。
 ワークショップしていても思うけど、ぬいぐるみを愛でる行為って幼児退行するような楽しさがあって、その楽しさがわかる人とはコミュニケーションしなくてもなにか通じるような感じがする。
 作っていてこう言うことを言うのも変だけど正直言ってぬいぐるみは生活に必要がないものだし、アートのように飾って楽しむものでもないので、お迎えする人の気持ちってやっぱり愛着が持てるかどうかの基準で見ているような気がする。
 それってお友達になれそうか、みたいな話でもあって、大人の頭で考えるとそもそもぬいぐるみとお友達になるなんて無理なんだけど子供の頭で考えたら無理じゃなくて、むしろ人と意思疎通図るより全然簡単で、その感覚がこうやってみんなのわかる言葉にしなくても通ずるひとがきてくれているのがほんとうに嬉しい。

 私は物を作ってるくせに言葉が好きで、対面でなければ言葉で説明するほうが向いているような気がするくらいなんだけど、絵をメインで制作していた頃は作品に言葉の説明を付けるのは野暮だからあんまりしないほうがいいと思っていた。けど、最近は説明過多でもいいのかもと思い始めた。
 特にぬいぐるみはそうで、絵にとってのタイトルくらい大事だと思うから一つ一つに性格や名前をつけてタグをつけるようにしている。他の人から見てただの布と綿でも、ビビッとくる人にとっては友達より友達になり得ると思う。というか、誰でも子供の頃親や友達に言えないことを話す相手はぬいぐるみだったんじゃないかなと思う。大切だったぬいぐるみは全部覚えてるし、何度その子たちに命が宿ったらいいのにーーと思ったことか…。

 今回の展示は自分の中で魔法少女もののお供キャラをイメージして新作を制作しました。もう少しテーマ詰められたかな…と後悔してるのでいつかリベンジしたい。

 展示しているといつもきてくれる人や、初めましての方、久しぶりの方、いろいろ会えて楽しい。最近きてない人のことも考えるし、DMで作品の感想送ってくれる遠方の子のことも会ったことないけど考えてる。これからどうなっていくかわからないけど少しずつ落ち着いてもう少し皆さまとお会いできる機会が増えていったらいいなあと思います。

 あと、前にお迎えして下さった子を連れてきてくれるのもすごい嬉しい〜〜これはもう言語化できない嬉しさある。年季が入っていたり、綺麗だったりものによって違うんだけど、その人と過ごして大事にしてもらっているって言うのがわかる…これは絵を描いているだけの時はなかった嬉しさだな。もちろん絵もアニメも私の表現の中で同じくらい大事だし続けていきますが、やっぱりぬいぐるみはコミュニケーションできるのが楽しいね。

 早速一月にまた個展をするのでそこでお話しできるのを楽しみにしております〜。コロナ禍でいろいろ大変だけどどんな環境になっても私は作ることを続けていると思うのでお互い頑張りましょう〜。


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