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適当すぎるメタバースの進化の歴史



初代はパソコン通信「Habitat」

人によって定義が違いますが、初代メタバースは1986年、米国ルーカス・フィルム・ゲームズ社が制作した「ハビタット(Habitat)」というパソコン通信のチャットサービスと思います。日本においては1990年に富士通がサービスをし始めました。任天堂のファミコンが1983年ですから驚きですよね。ハードや通信回線の都合から2DCGによって仮想空間を表現していました。安い通信環境が整っていなかったために料金が高額になりやすい問題があり、誰でも楽しめるサービスではありませんでした。

二代はインターネットと3DCG「SecondLife」

ほぼ10年後の2003年にはインターネットと3DCGによる仮想空間サービスが登場します。米国リンデンリサーチ社の「セカンドライフ(Second Life)」です。メタバースに興味がある皆さんは誰でも知っていると思います。2006年頃、日本語環境が整いWeb2.0サービスの一つとして大手メディアによって紹介されました。2007年から2008年頃バブルな感じのブームを起こしましたが、高度なグラフィック処理ができるゲーミングPCが必要だったりして敷居が高く、短期間のブームに終わったと思います。私は2012年4月頃に黒猫モチーフの魔法少女アバターとして参加しています。かわいいは正義!

三代は民生用装着型ディスプレイ「VRChat」

ほぼ10年後の2014年に民生用装着型ディスプレイ(オキュラスリフトなどいわれるヘッドマウントディスプレイ)の登場に合わせてVRChatが登場します。装着型ディスプレイは業務用はかなり昔からあったようです。私も買ってプレイしてみましたが、眼鏡の問題など環境が苦しくてあまりプレイしていません。今は忘れたころにディスプレイモードでの利用でしょうか。意外と知られていませんがヘッドマウントディスプレイは不要だったりします。

SecondLifeのゲームエンジンは独自開発でVRChatはunity(ユニティ)という商用ゲームエンジンというのもあります。この差がのちにどうなるかが今後の注目できる点です。一般的に独自開発のほうがサービスの持続性がいいといわれます。もしかしたら先代のSecondLifeが生き残るという驚きの結果になるかもしれません。

技術の進歩とともに

メタバースというサービスは技術の進歩と廉価化とともに新しい要素を取り入れ進化していますが、決定版が二代目のSecondLifeでしょうか。基本的なことは変わっていないように思います。メタバースに最低限必要な機能はすべてあると思いますから。

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