ZETA DIVISION GCから学ぶ|勝てるチームのVC

Game Changers Japan 2024 Split 1のメインステージを見ていると、やはりZETAは強い。強いのだ。

何故こんなにも差があるのだろうか。お金をかけていいメンバーをそろえているから、コーチや練習の方向性が良いから、チームのサポートが充実しているから…。きっと様々な理由があるのだろう…。一番は本人たちの努力かもしれない。

さてさて、マップ間で流れるハイライトを見ていると…ムム?!

https://twitter.com/RakutenCard/status/1370570349826441217” 引用

私は気付いた。
こんなにも明確にVCに差が出ているではないか!こんなにも!

ZETA GCに見る強いチームのVC

さてムムと気付いた差について一つずつあげていこうと思う。


①とても楽しんでいる

大舞台。ガチガチに緊張してもおかしくないプレッシャーのかかるシーン。それを楽しんでいる。雰囲気を非常に大切にしておりプレイしやすい環境が構築されている。挑戦を楽しむ、試合を楽しむということは、もっと細分化して考えれば、1つ1つの撃ち合い勝負を楽しんで出来ているということだ。それは何よりも撃ち合いをポジティブにするし、積極的なものにする。
エンジョイ・ピークが大会で出来ることは、大会に出たことのある人間なら誰もが知っている「強さ」の一つだろう。

そして勝ち確のシーンで敵を味方ごと焼き払おうとしているMoco選手(真顔)



②フィジカル合わせのコールが速い

2つ目だ、ピークを合わせたりするコールの速さと正確さについては眼を見張るものがある。

「一緒に出よう、321」

「奥みとくわ」
恐らく解除音に合わせての「せーのッ!」

日ごろからこのような合わせコールに重点を置いて練習を積んできていることがわかる。FPSのGODがおられるとしても1人で2人の敵を同時に倒すことは出来ない。その為、個々のフィジカルを重ね合わせる連携はチームの根幹とのなる強さに直結していく。



記事の途中ですが、いま食べている
セブンのたっぷり黒蜜のとろもちわらび
とてもおいしいので是非一度ご賞味ください。


③チームとしての連携を促すコールが多い

○○を倒したい!
○○からリテイクしよう!
このようなチームでの連携を実施するコールである

「これやりたい(滝の敵を倒したい)」
「パラ入らん?」
➡プラウラー&パラ(当たってはいなかったがカバーラインを封じていた)

ついついValorantの試合において5人でスキルを合わせるような…セットプレイ的な…わかりやすく強いプレイに眼が行きがちである。しかしながら このような即興の連携や、それを要請するコールが重要である。今回の場合「(滝の敵)これやりたい、パラ入らん?」というコールに対して、パラとプラウラーが入っていた。

要請したのはパラだけであったが、目的としては【滝の敵を潰したい】ということ、そのため、それに乗っかる形でスキルや撃ち合いの連携を発生させることが出来た。要するにチームとしての連携を成立させるコールであったことがわかる。


④状況を整理するコールが多い

Viper「ウルト使うよ」➡いいよ
「味方ロー」
「(中でカバーできないので)一人で立ち回って欲しい」
直接ダブルピークなどのフィジカルの連携が出来ないケースでもこのように射線管理についてのVCが飛び交う。ちなみにこのVCを入れているのは既に死んでいたフェイドのAco選手だ。状況を整理し確実に味方を勝利に導いている。というか試合全般を通してAco選手が流れをまとめる力が強い。



終わりに

もちろんこういったVCや連携の差だけでなく以下の動画のようなセット的なプレイ手札も豊富に持っていることも最強GCチームたる所以だと考えられる。全ての部分においてキチンと真面目に手抜きなく練習を重ねてきていることがわかる。ただ、フィジカルが高いから周りをなぎ倒しているわけではないのだ。男子よりダイナミックさやパワーが無いと揶揄されるGCにもこういった面白さと発展があることを知っていて欲しい。

ところで、なんて良いフラッシュカウンターなんだ。また来週。


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