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Fooocusの実戦的トピック②「Fooocusで他の画像生成AIをいいとこ取り!」


画像生成AIは、もちろん「Fooocus」だけではありません。世の中には、たくさんの画像生成AIがあふれています。

そして、その中にはFooocusにはない素晴らしいメリットを持っているものもあるのです。

たとえば「NMKD Stable Diffusion GUI 1.5」「DALL-E3」などです。

今回は、これらの画像生成AIのメリットを「Fooocus」に取り込んでいく方法を解説していきます!


▶「NMKD Stable Diffusion GUI 1.5」のメリット

「NMKD Stable Diffusion GUI 1.5」は、AIが判断してくれる範囲・自由度がとても高いというメリットがあります。

これにより、同じ1つのプロンプトから構図や表情、人数など、さまざまな絵を作成してくれるんです。

簡単にいうと、イメージしていたものよりも一段上の、意外性のあるイラストを作成してくれます。

1つのプロンプトでバリエーションのあるイラストを何枚も生成したい
ときには、非常に重宝する画像生成AIです。

「NMKD Stable Diffusion GUI」による生成

たとえば、上のイラストは、単に「夏の海辺ではしゃいでいる超可愛い猫耳少女」的なプロンプトを入れたに過ぎません。まさか、空中に飛び跳ねている猫耳少女を作成してくれるとは思いもしませんでした♪

▶「DALL-E3」のメリット

ChatGPTなどから利用できる「DALL-E3」のメリットは、何といってもその言語の理解能力の高さです。これにより、簡単なプロンプトを入力しても、それをより深く具体的に理解してイラストに反映してくれます。

例えば、下のイラストです。

「DALL-E3」による生成

このイラストに指定したプロンプトは、「教会の表の階段を降りていくウェデングドレスを着た少女が、花束を胸に抱えて祝福されている様子を、全身が見えるようにして1:1で作成してください。外には花びらが舞っています。」です(DALL-E3は直接日本語でプロンプトが可能)。

「DALL-E3」が実際に理解した内容は、「キリスト教会の外で、花束を胸に抱き、祝福された気分で正面の階段を降りる女性の全身写真。 シーンはアニメ風に表現されています。

彼女は見事なウェディングドレスを着ており、花びらが彼女の周りに浮かんでお祝いの楽しい雰囲気を作り出しています。 彼女の表情は穏やかで幸せで、特別な瞬間を反映しています。

教会の壮麗なファサードや石段も精緻に装飾されており、祝賀ムードを高めています」です。

(ここではくわしい説明は省きますが、指定したプロンプトをDALL-E3がどのように理解したかは、ある方法を使うと簡単にわかります)

このように、「DALL-E3」のイラストの緻密さやプロンプトの再現性には、舌を巻くスゴさがあります。

▶ではなぜFooocusで再生成するのか?

先程のイラストを「Fooocus」を通して生成し直したもの。高精細、かつ、私好みになりました♡
先程のイラストを「Fooocus」を通して生成し直したもの。やはり、私好みの少女になりました。

では、なぜわざわざイラストを「Fooocus」で生成し直すのかと、疑問を持つかもしれませんね。そのままのイラストを使えばよいのにと。

理由は次の3つです。

  • イラストを高精細にするため
    「NMKD Stable Diffusion GUI 1.5」のモデルデータは、標準の512x512です。それに対してFooocusは、1024x1024という最新のXLタイプのモデルデータを使っています。これにより、イラストの緻密さがまったく違ってくるんです。

  • イラスト全体を1つのテイストにまとめるため
    1冊のイラスト集の中にテイストの違った画像が存在しているのは、やはり違和感がありますよね。再生成することで、すべてがFooocusテイストのイラストになってくれます。

  • 何よりもFooocusの作り出す美少女が好きなため♡
    DALL-E3のイラストの緻密さは確かにスゴイです。が、なぜかワタシ的には、とても味気なく感じてしまうんです。なんか、あっさりしすぎているような……(もちろん、私がまだDALL-E3を使いこなせていないだけかもしれませんが)。で、どうせテイストを統一するなら、自分好みの可愛い美少女が作れる「Fooocus」にしたい、というのが本音です♫

2. 具体的な手順

  1. Fooocusのプロンプトウィンドウの下にある「Inputo Image」にチェックを入れて、新たに開いたウィンドウに他の画像生成をドラッグ&ドロップする

  2. 画像をドロップしたウィンドウの下から「Vary (Subtle)」をチェックする

  3. プロンプトウィンドウの右側にある「Generate」をクリックして画像を生成する

※ ポイント:プロンプトには感情を表す言葉を入れましょう。すると、キャラクターがより生き生きとした表情になりますよ。例えば、「少女たちは楽しんでいる」「少女たちは寂しそうだ」とか簡単なものでOKです(プロンプトはGoogle翻訳などを使って英文にしましょう)

プロンプトには「The girl looks very happy.」と入れてあります。

以上で、Fooocusで他の画像生成AIのメリットをいいとこ取りするトピックはおしまいです。

選択するモデルデータにもよりますが、Fooocusで生成するアニメ系の少女は、とにかく可愛いです。

なので、少し手間がかかっても、FooocusにDALL-E3などの良いところを取り入れて、よりイメージに近い、またはイメージ以上のAIイラストを生成する価値は、十分にあると感じています♡

※ この記事のすべてのイラストは、画像生成AI・StableDiffusionの直系である「Fooocus」によって作られたものです。
※ 今回の記事は、筆者の既存のブログ記事を、note用に改訂・追記したものです。



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