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今日は玉之丞が避妊手術するための準備をします(泣)

今日は、タイトルの通り、うちの(エセ)ラグドール(血統証なし)が避妊手術をするために夜20時から断食・断飲をします。すごく気が重い。

自分ですら子ども産めなかったのに、飼い猫まで避妊手術するなんて・・・女としてこれほど悔しいことはないのです。

しかし、猫を飼うということは、飼い主が責任を持って管理をするということ。避妊手術したほうが長生きすると聞いたこともあるし、発情期に突然飛び出して車に轢かれてしまうなど突発的な事故を防ぐ効果もあるそうです。

玉之丞(たまちゃん)がうちに来たのは2019年12月15日。1歳の誕生日を迎えてから里子としてうちに来ました。ちょうど、猫種を検索していたときに「ラグドールという猫はなんて可愛いんだろう・・・」と思っていた矢先、ジモティーで里子を迎えませんか?というお知らせと出会ってしまったのです。

写真を見たときに、ズキューンと一目惚れしてしまって、でも同じくらい一目惚れしてしまった方が約70名ほどいたみたいで、かなり人気が高かった。自分は、「パートナーとの写真」を送り、「子どもはいないです」「猫ちゃんを大切にできる環境があります」とアピールしたところ、第一候補で獲得権をいただきました。

それから、猫ちゃんを迎えるべく準備を整えてると「早く迎えに来てください、これ以上待つようでしたら、他の人に譲ります」と言われてしまい、慌ててお迎えに行きました。

初めて見たたまちゃんは思っていたラグドールより小さくて、女の子だからかなぁと思っていたけれど、どうやらブリーダーさんから「規格外」と言われてしまったようです。なんて可哀想なのよ。でもそんなこと、どうでもいいくらい可愛い。車に乗せると、カゴに入れなくても静かに佇んでました。なに、そんないい子なの?どんな育てられかたしたの?

しかし、抱っこ嫌い、膝に乗らない、抱き上げると「イヤー」と鳴く、物陰に隠れるのが好き、と想像していた猫ちゃんでは全くなかったのです。そんなこと、どうでもいいんだけど。逆に発情期になると、とても甘えん坊になってきて「撫でて!撫でて欲しいの!!」と頭突きしてきます。大きい声では全然鳴かない。とてつもなく可愛い。

うちらの中では、きっと離婚する直前の夫婦で猫の引取先を探していたのかなぁという話で落ち着いています。離婚先まで猫ちゃんを連れて行けることなんて、そうそうないからね。
とにかく助けられて、というか玉之丞に出会えて良かった。

そんなたまちゃんだから、こたまちゃん達をとても期待していたんだけど、人気ユーチューバーのラグドールのコハクちゃんとハウルくんはすでに去勢していると聞いたし、周りでもラグドールを飼っている人を見たことがなくて、そもそもラグドールの子どもが産まれる環境にないのでは、、、と落胆。人気出てきたと思ったんだけどなぁ。

本当に、仕方なく意を決して(忙しくなる前に)玉之丞の避妊手術を決意。いつもお世話になっている動物病院に電話をしました。
自分「すみません、うちの子の避妊手術をしようかと思って・・・」
受付「あららぁ、そうでしたか。何かあったんですか?」
自分「こたまちゃんを狙っていたのですが、近くにオスがいなくて」
受付「あら結構、周りにラグドールのオス君いますよ?」
自分「え!そうなんですか?」
受付「えぇ、最近流行っているんだなぁと思っていたんですよ」
自分「(一瞬怯む)けど、うちの玉之丞は体が小さくて・・・」
受付「あぁ、それなら帝王切開とかになっちゃうかもしれませんものね」
自分「(泣く泣く)予約お願いします。。
受付「キャンセルもできますから・・・がんばりましょうね」

そのような慰めのようなやりとりもあり、予約を取ることになりました。
とにかく本日夜20時にはご飯も水も一切禁止。
明日の朝10時に動物病院に連れて行き、明後日夕方以降に迎えに行きます。
ここの動物病院は、必ず預かってくれて健康診断もしてくれるそうです。費用総額33,000円。高いかもしれないけど、飼い主が投薬しなくて良いとのことだったので、安心してお任せする費用も含めてなので、大丈夫です。

実は、以前猫を飼っていたのですが、事情があって実家に置いて上京。結構、発情期の時の声が大きい子だったので、親が見かねて私のいない間に避妊手術をしてしまったのでした。だからどのくらい大変とか、辛いとか想像上でしかわからないのですが、母が薬を直接飲ませていたのは知っていたので、それをできる自信がなかった。(おそらく自分ならあの粉薬ぶちまける自信がある。)

たまちゃん、一緒に頑張ろうね。。うちの子は結構お水を飲むので、受付の人から「お風呂場とか洗面台とかのお水に注意してくださいね」と言われた。なるほど、うちならキッチンが一番危ないかも。ゲージがないので、カゴに一晩入れてそばで眠ることにしよう。それが一番安全そうだ。(何か飲食してしまうと麻酔をかけたときに危険だから)

しかし、うちのパートナーが「猫の避妊手術なんか目の前で見たことあるよ、昔なんか、野外でやってたんだよ、ひどいもんだったわ」とえらく自慢してきた。なに自慢よ。多分、市役所の保健所係の時の話なのかな。野良猫ちゃんとかは、そんな感じで手術されたんだろう。今で言ったら動物保護法で騒がれるかもね。
けれど、猫は猫でも「ねずみ算」式に増えていくから、本当に管理していかないと大変だ。

以前、猫好きが高じて、地元の有名なボランティアに参加してみたけど、びっくり。本当に「アンモニア臭」ってあるんだ!倒れるかと思った。慣れている子もいれば、人間不信の子もいる。それは道端で拾ってきた子ばかりではなく、多頭飼育崩壊から救われた子達も大勢いいたようだ。(ニュースで報じられるくらい大きな多頭飼育崩壊の事件がたて続いていた)そこのボランティアが救出しに行ったのだった。

猫が可愛いのはわかる。私みたいに「避妊が可哀想」という気持ちもわかる。けれど、それは、絶対に猫を逃さない条件で、たった1匹を責任もって飼う人だけが言える言葉であって、2匹以上、管理が甘い人が言ってはいけない言葉だ。多頭飼育になってしまった人は皆「最初は数匹だった、可哀想だった」と同じ言葉を言っている。どっちが可哀想だと思って!狭い臭い空間で数十匹、数百匹がひしめき合う中、病気も見てもらえず、日向ぼっこもできない、そんなのが可哀想でないと言えるのか。可哀想すぎるでしょ。そんな中でも生まれてきてしまうんだから。


多頭飼育の目安は「5匹以上」ではじまると思ってください。
せめて、無理だと「思ったら」6匹目で市役所かボランティアや保護団体に連絡して対処してください。悩む前に、すぐ電話してください。

うちの市役所は今までは避妊手術費用を出していましたが、数年前から野良猫のみにしか避妊手術代を出さなくなりました。

とにかく、猫は管理が大事です。しっかり管理してください。「管理できないと感じる頭数」になったら、すぐに保護団体に連絡すること。家族にも了承してもらってください。家族がいなかったら、親戚、親戚がいなかったら、今すぐに保護団体などに連絡を取って、自分が病気になった時の対処法を相談してください。

とにかく、これだけはやってほしい。一匹でも可哀想な猫ちゃんを救いたい。
一匹でも生まれてきてくれた猫ちゃんに幸せになってほしい。
ただ、それだけです。

どうかサポートよろしくお願いします。サポートしていただいた費用は、現在日本で双極性障害で悩んでいる方々をサポートされている協会に募金させて戴きます。つらいことも多い障害ですが、理解者が一人増えるだけで自死する人は減っていきます。死んでいい人なんていません。理解だけでも感謝です。