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Fantasy Footballのツール等まとめ

筆者はFantasy FootballからNFLにハマった人間で、Samurai FF returns#スナックリーグ という2つのリーグに参加しています(前は職場でやってました)。
以下の記事は2022年にこれらのリーグで新しく始める方がいたのをきっかけに、自分がFantasyをやるときに使ったことのあるツール(無料)についてまとめたものです(記事ではないです)。
基本的にファンタジーの情報は英語で出ていることがほとんどなので、英語で情報を探すときの助けになればと思っています。
(最終更新 2023/8/10: 一部データや情報を2023年分に更新)


ドラフト用(Draft)

「もう終わったよ!」と怒られるかもしれませんが、一応ドラフト用のツールも。

1. Cheat Sheet

ドラフト用の選手ランキングですね。ESPNとYahooの2つが最も有名かなと思います。

ちなみに、どちらも若干癖があって、変にランキングが高い/低い選手がいます。これを比較して補正(?)する記事もあります(2023はまだ)。

2. Depth Chart

これはリアルでもありますが、Fantasyでも重要です。日本語でどう言うか難しいですが「選手の序列」を表すものですね。各チームのスターター/2番手を確認するのに使います。
更新されるFantasyprosのがおすすめです。

3. Mock Draft 

ドラフトを練習するためのツールで、Fantasypros.com ではAIと一緒に練習できるツールが無料で提供されています(いつでもできて、待ち時間も少なくて便利)。

(2023/8/10追記)PFFもMock Draft Simulatorを実装しました!会員登録などは不要です。

あとは、対人でやることもできます。ESPN, Yahoo, Fantasy.nfl.comなどでサービスが提供されています。


スタメン診断用 (Starters)

1. Start'em Sit'em(毎週水曜日ごろ〜)

毎週水曜日頃から各社から出る、その週の選手の活躍予想です。
対戦相手のチームやマッチアップする選手、チーム状況などに基づいて、ポジション別にアナリストが活躍しそうな選手(Start'em)、しなさそうな選手(Sit'em)をピックアップしています。

どこから見られるかというと、「Start sit Week ○」とかググればいいです。参考までに以下は2022のWeek1の例(NFL, CBS, SI, Sporting News)を載せておきます。

例えば今週だと、
「Antonio Gibson (WAS)はBrian Robinsonが欠場、対戦相手のJAXのラン守備が悪いのでStart(スタメン)」
Cam Akers(LAR)はLARがRB陣のスナップ数をどう配分するか不明な上、対戦相手のBUFの守備が硬いからSit(ベンチ)」
みたいなアドバイスをよく見ます。

ローカルメディアも出してたりしますが、地元チーム贔屓なことが多いのでおすすめしません。また、全体に言えますがWeek1は各チームの仕上がり具合•スキーム•スナップ配分などが不明なのであまり当てにならなかったりもします。あと、PPR/Half PPR/Standardの違いもあるので注意ですね。

当然ですが各社によって違うことが書かれていますし、完全に的外れになることもあります(翌週同じコラムで予想を外した言い訳をしていたりして面白い)

2. Who should I start?(常に使えるツール)

自チームの選手が上のStart'em Sit'emにピックアップされていない場合、どちらもStart、どちらもSitの場合などは、Fantasypros.comにあるこのツールが使えます。

同ポジションの選手を2人入れると、ECR (Expert Consensus Ranking, 専門家のランキングの平均)を元に、どちらの選手をスタメン起用すべきか教えてくれます。

3. The Primer (毎週木曜日)

これもFantasypros.com に掲載されている、全マッチアップの全選手を網羅した活躍予想です。毎週これ出すのすごい。

自分はシーズン中、木曜のランチはこれ読みながら食べてます。笑

4. Injury Report

Fantasyに関係ある選手の練習参加のまとめ。自チームにQuestionableと付いている選手がいるときは確認しましょう。
以下はPFFですが、無料記事なので見られます。


新規選手獲得用 (Waiver Wire)

こちらも、「Waiver Wire Week ○○」と検索すると出てきます。早いサイトだとマンデーナイト前の月曜、遅くとも火曜には出ますね。

開幕前ですが、既にWeek1の分も出ています。見てみるとJames Cook(BUF)など、ドラフトから漏れることもあるものの、シーズン後半にかけて期待が持てる選手などが入っています。

トレード用(Trade Target)

1. Buy Low, Sell High 

シーズンが進むと、他のチームとトレードも考えると思います。
トレードで獲得すべき/放出すべき選手を考える際は、「Fantasy football trade target」とか検索すると良いです。基本的な用語としては、Buy (獲得する), Sell (放出する), Hold (キープする)という感じです。

特に、
Buy low: トレードで今のうちに獲得すべき選手(これから価値が上がる)
例) シーズン後半にスタメンになれそうな新人RB、怪我からリハビリ中の良い選手、etc
Sell High: トレードで今のうちに放出すべき選手(これから価値が下がる)
例) シーズン序盤に出来過ぎな活躍をしている、今は活躍しているがスタメンを奪われそう、etc
という表現のされ方もよくあります。

こちらも、開幕していないのにWeek1分を出しているサイトもありますね。

2. Trade Value Chart

また、トレードを打診する/受けたトレードを吟味する際には、選手同士の価値が釣り合っているかを確認したいことがあると思います。こういう時は、毎週Trade Valueのポイント一覧表が出ているので確認できます。以下はCBSのものです。

日本語の情報ソース

1. ブログ

ファンタジーメインでブログをやってる方は多くないイメージ(いたら教えてください)ですが、たまに記事を見ます。
最初のトーマスさんのブログは戦略とかも書かれています。


2. Youtube

こちらも日本語でファンタジーメインは見ない印象です。NFL総合情報という感じのRed Zone Flagさんのページで時々ファンタジーがテーマの動画がありますね。

ちなみに、動画内でRBのスナップ数に言及されていますが(重要!)これもFantasyProsで見られますね。

3. スペース

たまにファンタジー関連のスペース(以下のように初心者向けのものや、ドラフトを中継するスペースとかも見ます)

Fantasy用語集(加筆中)

Fantasyの情報はほぼ全てが英語の記事なので最後に用語集を。思いついたら適宜追加します。
Fantasyといいつつ、リアルでも同じ表現がされるので、知ってると普通の記事も読みやすくなる気がします。

予想記事に使われる用語

  • Volume (機会): RBやWRで「ボールタッチ数」的な意味で使われます。これが多いと選手は安定します。

  • Breakout: リアルでも同じ意味ですが、前年までと比べて大きく活躍する選手のことです。トップターゲットがいなくなったチームの元2番手や、前年最後に活躍した選手などに多いです。
    (使用例) With more anticipated volume in one of the league's top offenses, Gabe Davis has serious breakout potential this year.

  • Floor: 活躍しない場合でも最低限取れる点数という意味合い。
    (使用例) Without other reliable receivers, Brandin Cooks' floor is high.

  • Ceiling : 活躍した場合に期待できる最高値の点数を指します。
    (使用例) With Geno Smith under center now, DK Metkalf's ceiling is not as high as previous years.

  • Sleeper: 注目されていないものの、マッチアップなどの理由で今週大活躍する可能性のある選手を指します。「眠れる虎」というところでしょうか。

  • Bust: リアルでは活躍しないドラフト指名を指しますが、Fantasyだと単純に「活躍しない」を意味します。

  • Boom or Bust: Ceilingは高いがFloorが低く、点数が不安定な選手です。ターゲット数が少なく、ビッグプレー•タッチダウン数が多いWR, TEによく使われます。

  • Handcuff:  特にRBで、スターターの選手が怪我した際にその役割を担う選手です。
    (使用例) Alexander Mattison is valuable as a handcuff of Dalvin Cook.

  • Deep league: 参加人数が多いリーグのことを指します (反対語: Shallow league)。参加人数が多いとスターターの選手の質も下がるので起用が難しくなります。
    (使用例) I will start Rodgers only in a deep league this week.

ルール•Fantasy Draftの用語

  • PPR(point per reception): ファンタジーのリーグ毎に、PPR/Half PPR/Standardのいずれかのルールが決まっています。RB/WR/TEがパスをキャッチする度に1点(PPR), 0.5点(Half PPR), 0点(Standard)が加算されるかを指します。

  • ADP (平均ドラフト順位): Draftで指名される位置の平均です。「開幕前時点での一般の予想」的な意味で使われます.
    (使用例) Michael Thomas can easily beat his current ADP.

  • Linear/Snake Draft: ドラフト順を指す用語です。例えば6人のリーグなら、「チームA→チームB→…→チームF→チームA→チームB…」と同じ順番で進めばLinear, 「チームA→チームB→…→チームF→チームF→チームE…」と折り返して進めばSnakeです。

  • Flex: RB/WR(リーグによってはTEも)のどちらのポジションも起用できる枠です。デフォルトのフォーマットでは、RB2, WR2, TE1, Flex1を毎週スターターとして起用します。


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