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ボタニカル日記アメタカオル2章

2章アスターレッド

2016年10/24 鹿児島の実家でとうとうアスターレッドのお皿を割ってしまった。。。。ちょうど一ヶ月前私は久しぶりに本当の名前が変わった。そのせいだろうか?2005年頃私たちはmixiというSNSに夢中だった。冷静になるとおかしいくらいの熱狂だったと思う。本当に楽しかった。あれは一種の祭りだったのかもしれない。土の中というのは上から下へ階層があってそれぞれの階層で住んでいる菌が違うんだそうです。普段層ごとに交わりはほとんどないけれど、お互いがないと自分も存在できないような関係。非常にうまくいっている。でも耕すとそれがぐちゃぐちゃになる。色んな出会いが興る。人間の世界も似ていて、普段は決まった人にしか会えないけど、祭りには色んな人に出会う。いつからか、私はそのmixiのTOP画を北欧のお皿 アスターレッドというお皿の写真にしていた。どうしてかもう覚えていないけれど、白地に赤いアスターの花などをあしらったその皿の写真は私の心をわしづかみにしていた、ずいぶん長い間。。いやいやそう言うとそれは過去形に聴こえるけど今もずっと心を奪われているのは確かだ。2012年福岡でとうとうその現物を4枚(取り皿)大皿(26cm) 珈琲カップ&ソーサーを手にいれた。買う時はこれが清水寺から落ちる覚悟だ!と思う位ドキドキしたけれど(私には高価な買物だった)それはすぐさま正解だったと思えた。まず大事すぎて、使うとすぐ洗って棚にしまいたくなる。そんなことは初めてだった。だから、食器洗うのが嫌いな人にはそういう解決法もあるということを声を大にして伝えたい!(笑)それ位私の生活の一部になっていて毎日使わない日はない。子どものころから、お寺の仏壇の縁取りやふすまの取手や本の意匠やテキスタイルなどのデザインが大好きな私だったが、それからお皿のデザインにも更に傾倒していった。ようするに使うものデザインが好きななのね?!北欧のお皿のデザインはポップなのに毎日使っていても飽きない。それが本当に素晴らしい。植物などがモチーフになることが多いけれど、その周りの空気や思考まで写しとられているような気がする。毎日アスターレッドを使っているがこんなにご寵愛が長いことはなかった。たぶん死ぬまでつかうんだろうなぁ。。サヨナラは考えられない、それは調度私のしたの名前のように。でも名前よりも大好きだけど。アスターレッドを使うと正確にいうとみると私の魂のテンションがあがるのです。。ご機嫌になる。お皿のおかげで本物のアスターレッド(お花)も大好きになった。ジプシーのように点々と住まいを変える私の心の中にはお気にいりの植物を集めているお庭があって宿根のアスターレッドもある時からそのお庭に植えられている。ほかは白いコブシ、この話は長くなるのでまだ別の機会に。赤が好きなんです。赤くて丸いもの。苺とか。大好き。これはもう理屈ではないのです。自分の中の女の子を正直に認めた頃からその事に気がついた気がする。そういえば初めて彼とよべる人ができたころ、デニーズの苺パフェの大型ポスターに心をズキュンされたような記憶がある。自分が女性であることを認識すると赤くて丸いものが好きになるのだろうか?人間は?私は?あなたはどう?2008年3月吉祥寺、彼は赤いパタゴニアの携帯ウインドブレーカー(小さくなるやつ)をきて自転車に乗って私の世界に現れた。今でもそれはスローモーションのように私の脳内で何度も何度も回遊する映像だ。mixiがなかったら、絶対に会えなかった人だと思う。いや、なくても会う運命だったかも。。今回私の名前が変わったのはその人に起因する。2016年10/26 実家で両親はアスターレッドのカップ&ソーサーでいれたセラフの珈琲がたいそう気に入ったらしく、私は毎朝両親のために心をこめて珈琲を入れている。二人がアスターレッドをもつ姿はまたたいそう素敵だ。入来の実家の庭の小さな畑に私はセロリの苗を植え、レタスミックスの種を2種類まいた。1種類は次の日には芽をだした。セロリも今のところ大丈夫。私は今アスターレッドの宿根の苗を探している。北欧ではアスターレッドはどんなふうにたたずんでいるのだろうか?鹿児島ではスーパーの仏花の横によく並んでいる。とても平凡な切り花だ。

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