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あれこれ初体験5(wikipediaで感涙編)

人生初めての体験は多いものだ!
ということで、雨玉の初体験をいろいろと赤裸々に語るこのシリーズ!

今回はWikipediaで感涙編です。

フリー百科事典Wikipedia。雨玉は暇つぶし&勉強がてらいろんな記事を読んでいます。例えば、「プラハの春」「ベルリンの壁」などの東欧の歴史やソクラテスなどの哲学者のこと。真面目かと思えば、埼玉西武ライオンズの歴史などの自分の趣味にまつわるものなどなど。
そんな中Wikipediaで感涙してしまいました。スポーツ中継とかYouTubeの感動系の動画で泣くことはあっても、文字で泣くことはほとんどない私、雨玉。しかもWikipediaで泣くとは思ってもみませんでした。


事の始まりは朝通勤時間に聴くbayfmのcmからでした。今年はbayfmの開局30周年ということで特別番組のCMが放送されていました。音楽特集番組をやるとのことで、DJの紹介などをしていたのですが、その中に「杉真理」さんの名前がありました。

「そういえば、杉さんといえばナイアガラトライアングルだな。」そんなところから雨玉のWikipedia探索は始まりました。

山下達郎さん、シュガーベイブ、大瀧詠一さん、吉田美奈子さん、AOR、はっぴいえんど、etc。いろいろな記事を読みました。
その中で、目に止まったのが大瀧詠一さんの項目でした。平成生まれの雨玉が大瀧詠一さんを意識したのは、1997年のフジテレビ系ドラマ「ラブジェネレーション」の主題歌「幸せな結末」でした。その後山下達郎さんとの関係や多数のカバーが存在する「夢で逢えたら」の作曲家として認識していきます。近年では飲料メーカーのCMソングとして「君は天然色」がお馴染みかも知れませんね。

この「君は天然色」はコード進行が特徴的な曲でさわやかで明るい曲なのですが、Wikipediaの「君は天然色」にさらっとこう書かれています。

歌詞は、松本隆が担当。松本の早逝した妹がモチーフである。

この一文で雨玉、泣きました。いやぁあんな明るい曲にそんなエピソードがあったとは知りませんでした。
松本隆さんといえばKinKi Kidsの「硝子の少年」や松田聖子さんの「赤いスイートピー」などの作詞家として有名な方です。大瀧詠一さんとは伝説のバンド「はっぴいえんど」のメンバーで、大瀧さんに多くの歌詞を提供しています。

「君は天然色」は大瀧さんのアルバム「A LONG VACATION」の収録曲です。アルバムには「恋するカレン」や「A面で恋をして」などの名曲も収録曲されています。
「このアルバムは売れるものにしたい」と大瀧さんは松本さんに作詞を依頼しますが、制作中に松本さんの妹さんが倒れます。元々病弱だったそうです。松本さんは大瀧さんに作詞の辞退を申し入れますが、大瀧さんは「アルバムはいつでも出せるから、看病してあげなよ。書けるようになるまで気長に待つさ。」と松本さんを待ちます。
松本さんの妹さんは倒れてから数日後になくなってしまいます。松本さんは精神的なショックから立ち直るまで数ヶ月かかったということです。その後作詞した「君は天然色」は、妹さんを失った後に歩いた街並みがモノクロームに見えたエピソードとショックから立ち直って妹さんを想って書いたものということです。

想い出はモノクローム 色を点けてくれ
もう一度そばに来てうるわしのColor girl

曲の存在と歌詞も知っていたのですが、そんなエピソードがあるとは知らず、また曲調とのギャップもあり泣いてしまいました。
帰宅ラッシュの総武線でスマホ見ながら急に泣くなんてどう見てもヤバいやつですね(笑)

御大が亡くなってから、もうすぐ6年ですか。まだまだ御大の曲を中心とした日本のAORは色褪せることなく生きてます。

(こちらはカバーです。声が大瀧さんに似てる。。)

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