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SPC的9の音粋 昭和ポップスをJ-PopにしてみたVol.7

いやぁ。筆が進まなくて。。
ということですみません!

「昭和ポップス倶楽部的9の音粋(SPC俱楽部的9の音粋)~アフター~」ということで第7弾(2023月7月放送分)です!

昭和ポップス俱楽部については以下より

前回に引き続き「昭和ポップスをJ-POPにしてみた」ということで、お送りしてみました。以下は前回の編集後記。

今回は、メロディーメーカー、シンガーソングライター・アレンジャーとしても活躍している「崎谷健次郎」さんを前後編の2本立てで特集しました!
今回のスライドはこんな感じ。

前編は崎谷健次郎さんのキャリアをデビューから現代まで一通り追っかけ、後編では前半ではおさらいと後半は崎谷健次郎さんのキャリアの中でも有名な斉藤由貴さんのプロデュースにつなげていきました。

前編はまず崎谷さんのアマチュア時代のバンドからスタート

バンド VISIONのアルバム「Psychotic Cube」をご紹介。
日本大学芸術学部在学中に結成したバンドで、踊る大捜査線のサウンドで有名な松本晃彦さんやアレンジャーの有賀啓雄さん、大竹徹夫さんらとともに活動していました。
VIZIONはこのアルバムを発表後ほどなく解散。メンバーの「人間関係も音楽もバラバラだった」ことがあり、崎谷さんにとってバンド解散は「かなりの挫折感」があったそうです。
ただ、崎谷さんデビュー35周年のアルバムでは当時のメンバーも参画しています。有賀さんはこのプレゼンの構想中の2023年2月末に亡くなっています(ご冥福をお祈りいたします)。

崎谷さんはバンド解散の挫折をばねに「自分の音楽的力量が本当に評価される世界」を目指し、1985年に作曲家デビューを果たします。最初の提供曲はこちら。

稲垣潤一さんのアルバム「No STRINGS」収録曲の「the Rule Of Love」です。
崎谷さん自身もデビューシングル「思いがけないSITUATION」のB面で「Kissの花束」としてカバーしています

85年に作曲家としてデビュー後、87年には自身もシンガーソングライターとしてデビューする崎谷さん。初期に提供したアーティストには、永井雲龍さん、高橋真梨子さんなどそうそうたるアーティストがいる一方で、実力派シンガーやアイドルにも楽曲を提供しています。

実力派シンガーより高村亜留さん(高村光雲の曾孫)、アイドルよりおニャン子倶楽部の内海和子さん、バンドより獅子舞。
いやー崎谷さんどんな曲でも作れちゃうんですね!

特に今回好きなのが、キリンオレンジのCMソングで86年二名敦子(にいなあつこ)さんに提供した「オレンジバスケット」

90年代に入っても崎谷さんの提供曲は素晴らしく、、、

相馬裕子さんの「東京の空」、谷村有美さん「ときめきをBelieve」、デビューシングルをプロデュースした鈴木ユカリさんの「私」などなど。
2000年代も幅広く。。。

ハロープロジェクトのユニットBuono!やポケットモンスターの映画の主題歌にもなったクリスタルケイさんの「ONE」、露崎春女さんの「トパーズ」。いい曲過ぎる。

また田原俊彦さんや高橋真梨子さんの2000年代の楽曲も提供。
高橋真梨子さんの「真昼の別れ」は白鶴酒造のCMソングとして聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

こんな感じで前編は崎谷さんのキャリアのすごさをお伝えしました。
後編は全編のおさらいをしつつ崎谷さんのコラボレーションなども挟みました。

92年には「HIRA^O SAKI(ひらお さき)」という、同じポニーキャニオンに所属していた平松愛理さん、尾崎亜美さんとのユニット(清水信之プロデュース)を結成。
また髙嶋政宏のデビュー・アルバムに楽曲提供していたことが縁で、同じくが曲提供をしてた楠瀬誠志郎さんと髙嶋政宏をプロデュースしていた武部聡志さんが同時期にプロデュースしていたデビューしたてのKATSUMIさん3人でコーラスグループ「Adam」を結成。こんな活動もしていました。

88年に渡米した際にハウスミュージックと出会った崎谷健次郎さんは昭和ポップスのカバーも大胆に行います。

99年、ヘドバとダビデの「ナオミの夢」のカバーのプロデュース
歌い手のAnnaさんは角松敏生さんプロデュースでデビュー、現在は2008年よりbayfmの平日朝のワイド番組「miracle!」のパーソナリティを務めています。
89年、井上順さんの「お世話になりました」のカバーのプロデュースも行っています。

そして、この方とのご縁が斉藤由貴さんにつながります。

谷山浩子さんへの楽曲提供、斉藤由貴さんへの谷山浩子さん提供曲の谷山さんのセルフカバーでの編曲などで谷山さんとのつながりができます。
もともとは斉藤由貴さんのアルバム「ガラスの鼓動」で、崎谷さん・谷山さんそれぞれ楽曲提供をしていました。
ガラスの鼓動は谷山さん提供の「土曜日のタマネギ」が収録されたアルバムで、コーラスには崎谷さんも参加

崎谷健次郎さんは斉藤由貴さんの8枚目のアルバム「age」を前面プロデュース。楽曲だけでなくビジュアルもプロデュースし、斉藤由貴さんがセミロングになったのも崎谷健次郎さんのプロデュースです。
89年アルバム「age」と同時発売のシングルが「夢の中へ」でした

大胆なハウスレンジは崎谷健次郎さんがNYでハウスと出会ったのが前面に活かされています。


とまあこんな感じで、昭和~令和まで幅広く楽曲を提供していた崎谷健次郎さんのプレゼンをしました。
その後10月にはリクエスト大会をしているのですが、それを飛ばして近いうちに11月に行ったプレゼンの放送後記をアップしたいと思います。

では!

平成プロ野球を個人的に振り返るマガジン完結(2019年5月現在)