雨と休日

「穏やかな音楽を集める」CDショップ、雨と休日 http://ameto.biz/ の店主・寺田が、マニアではないけどとても興味があるという人の為のオーディオ入門コラムを掲載しています。

そっと、確かに、響かせる #-- 今後の予定

いつもご覧いただきありがとうございます。

このところ更新が滞っておりまして申し訳ありません。ショップの業務のほうで手一杯の状況が続いていて、なかなか編集の時間が取れずにおります。この先の連載ですが、一旦、不定期更新とさせていただきたいと思います。

今後の内容としては、音を聞く行為そのもの、環境からの影響、といった外堀の話を経て、具体的な音響セッティングやオーディオの選び方などについて書いていき

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そっと、確かに、響かせる #06:疲れる音

音を聞いていて疲れてしまうことがありませんか?音を気持ちよく聴くことと同じように、疲れについても考えてみましょう。音を聴くことにだって体力を使います。

耳は閉じない

耳はつねに開いています。目におけるまぶたのように使わないときに閉じるということができません。だからといって音が常に垂れ流しで入ってくる訳ではありませんよね。

人の耳は周りにある音のほとんどを拾いますが、その中で自分にとって必要な

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そっと、確かに、響かせる #05:聞こえやすい音、聞こえにくい音

前回の音の「指向性」の話に続き、今回も音の物理の話です。

人間の耳には、音の高さによって、聞こえやすい音と聞こえにくい音とがあります。例えばこんな経験はありませんでしょうか。賑やかな飲食店で店員を呼びたい時、男の人が「すみませーん」と言ってもなかなか店員が気づかないのに女の人が「すみませーん」と言ったらすぐに気づいた、というようなこと。これは男性の低い声に比べて女性の高い声のほうが聞こえやすいか

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そっと、確かに、響かせる #04:音の性質を知れば

今回は物理の話です。音の物理的性質を知ることは音の響かせ方を考える上でも重要です。物理と言っても難しい話は書いていませんのでお付き合いを。

指向性

「指向性」ってあまり使わない言葉ですが、覚えておいてください。音はその高さ低さによって指向性、つまり音の向きや広がり方が変わってきます。

高い音はまっすぐ細く伸びていきます。例えば笛やトランペットといった高音域を出せる楽器は、本来音を遠くに届けさ

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そっと、確かに、響かせる #03:お店のスピーカーはなぜ天井に吊るしてあるのか

今日は「カフェやアパレルショップなどのお店で流れているような音楽の環境にしたい」と思っている人に特に読んで欲しい内容となります。音楽に気を使っているお店のBGMというのは、そのお店の世界観を作る要素のひとつとしての役割をしっかりと担っています。食べ物や服といった好きなものに囲まれる喜びと同じように、音楽に包まれる喜びを感じてみたいと思いますよね。

音は三次元

前回、スピーカーを左右に動かす効果

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そっと、確かに、響かせる #02:スピーカー、持ってますか?

ヘッドフォンでしか音楽を聴かない人が増えている

この連載に先立つ昨年9月に同内容のトークイベントを京都・誠光社さんにて行いました。

「音楽の聴き方をあらためて考える ~非マニアのためのオーディオ入門」 http://www.seikosha-books.com/event/2696

それ以前のトークイベントの中でおまけ程度に話したことがあったのですが、まるごと「聴くこと」「響かせること」

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