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「法律なんでも1000」No.001 遺言は育てるもの

これは、神田英明氏が発行するニュースレター「法律なんでも1000」のバックナンバーです。
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 重い病気に罹ってからヒトは遺言を書けるでしょうか。心身が健全でないとなかなか思慮深い遺言を書くのは難しいのが現実です。また、子どもから頼むのも気兼ねします。認知症が酷くなってしまったらもう遺言は書けません。つまり、心身共に健康な今だからこそ、「人生『最初』の遺言」を作成すべきなのです。遺言は何度でも書き直しが可能です。まずは一通、3分で書ける簡単な遺言書を作成することをお勧めします。一度作成すると気軽に書き直せます。そして、段々と良くなっていきます。遺言は自分で育てるものなのです。
 すべての法律は人の幸福を目指していますが、遺言の制度も正にそうです。この人類の英知の道具を使いこなし、豊かな人生を送って下さい。
 
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神田英明(民法学者・東京弁護士会弁護士)

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神田英明氏のプロフィール

民法学者(明治大学)、弁護士(東京弁護士会)、法曹教育の第一人者(司法試験首席合格、20歳合格者を輩出)。教え子弁護士が全国各地に100人。
自身の海外経験をもとに、遺産相続に関するミュンヘン講演(在ミュンヘン日本国総領事館後援)や「親が認知症になる前にすべきこと」のフランクフルト講演、「脳が喜ぶ勉強法」という教育に関するデュッセルドルフ講演、さらには国をまたいだ往来が気軽にできなくなった状況をふまえ、世界規模でのzoom講演(「日本にいる老親のためにすべきこと」など)を開催中。
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お問合せ:AMF2020 

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