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中絶、実際のところ。一生向き合うはずの傷口

15年程前、同居していた男との間に子供ができる

私は、ぼんやり産むということを考えていました。ぼんやりというのは、男には父親である自覚はなかったからです。なぜなら男性には離婚しばかりの妻との間に子供がいたのでした。おまけに私のクレジットカードを知らない間に使い込んだり(80万円、被害届は出さず私が働いたお金で返済)、言葉の暴力やDVもありました。仕事はヤミ金。知り合ったのは、風俗。送迎の運転手をしていました。

DV被害経験のある女性割合は25.9%(2020年内閣府調査)

調査の対象になったのは4種類
・身体的暴力(殴ったり、蹴ったりする)
・心理的攻撃(人格を否定する暴言、精神的嫌がらせ)
・経済的圧迫(事例;同居していたがお金を入れない、クレジットカードを知らない間に使い込む)
・性的強要(性的行為の強要、避妊の非協力)

いずれも私は実際に受けた被害経験になります

交際相手から暴力を受けた女性の23.7%は「命の危険を感じた」

私は首を絞められました。そこで相手はこう言いました「殺しはしないから安心しな」ですが、首には跡が、目には殴られた時にできた鬱血が。
警察を呼んだこともあります。麻布警察署で被害届を出したいといったのですが、結局取り合ってもらえませんでした。
DV相談と言われるところへ電話すると「そんな男といるあなたが悪い」ようなことを言われたのでした。

日本の1日当たりの中絶件数は346件

中絶費用はやはり私が15万円出しました。

嫌な思い出といえば、もちろんそうです。
ですが、勝手なことかも知れませんが、私には逃げ道があったこと、産んで一人育てなければならない状況ではなかったこと、今思えば相手との間に「関係」が残ってしまうことを考えれば、あの時あのようにしていてよかったのだと私は思っています

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